米・イラン第2回協議、試されるバンス副大統領の手腕…トランプ大統領「失敗なら責任」

ドナルド・トランプ米大統領がイランとの第2回協議を控え、JDバンス米副大統領を前面に押し出し、交渉の行方を綿密に注視していることが明らかになった。
戦争終結の可否が政治上の重要な変数として浮上する中、バンス副大統領の交渉力が試されているとの見方が出ている。
16日(現地時間)CNNは関係者3人の話として、トランプ大統領が最近、側近や知人に対してバンス副大統領の交渉遂行能力について語りながら評価していると報じた。特に、2028年共和党大統領候補の有力候補と目されるマルコ・ルビオ米国務長官との比較にまで触れたという。
現在、バンス副大統領はイランとの戦争終結を目指す協議で中心的な仲介役を担っている。パキスタンのイスラマバードで開かれた第1回会談ではトランプ大統領と度々電話でやり取りし、交渉状況を共有したとされる。さらに、追加合意の可能性が開ければ、再度現地に移動して協議を続ける準備を進めているという。
トランプ大統領は先週末の第1回会談中、バンス副大統領と12回通話し、交渉の進展を注視していたとされる。
また、トランプ大統領は今月初めのイースター昼食会で、イラン核協議を巡り「交渉がまとまらなければJDバンスを責め、成立すれば手柄は私のものだ」と語った。冗談交じりの発言ではあったが、交渉結果を巡る政治的責任がバンス副大統領に集中する可能性を示唆したものと受け止められている。
ホワイトハウスはバンス副大統領への信頼を強調している。ホワイトハウス広報部長のスティーブン・チャン氏は「バンス副大統領は最も難しい問題を解決する能力を証明している」と述べ、交渉を主導する役割を改めて確認した。
ただし、バンス副大統領の立場は単なる外交上の役割にとどまらず、政治的にも複雑な状況に置かれているとCNNは伝えた。バンス副大統領はかつてイラン戦争に懐疑的な立場を示していたが、現在は政権の方針に歩調を合わせ、戦争を公に擁護している。同時にカトリック信者でもあるバンス副大統領はトランプ大統領と教皇レオ14世の対立局面では控えめな発言を続け、一定の距離感を保とうとする姿勢も見せている。
こうした動きはトランプ大統領に歩調を合わせつつも、一定の差別化を図ろうとするものと受け止められている。バンス副大統領は最近、ジョージア州での行事で「若い有権者が中東政策を好んでいないことは分かっている。その点は理解している」と語り、戦争への支持が低い現実を認めた。
続けて「すべての問題について政権と同じ意見である必要はない」とし「より積極的に関わり、声を上げることが重要だ」と強調した。
また、バンス副大統領はこれに先立ち、第1回協議での自らの役割について「ただ多く電話をしただけ」と述べ、慎重な姿勢を見せてもいた。
こうした発言には、戦争に対する世論悪化を意識した側面があるとみられる。こうした中、イラン戦争の長期化に伴う経済的負担も主要な変数として浮上している。
原油価格の上昇や生活費負担の増加は米国内の世論に影響を及ぼしており、中間選挙を控える共和党にとっても重荷となっている。
トランプ政権は経済問題へと焦点を移そうとしているが、戦争が続く限り、その効果は限られるとの見方が出ている。
外交面の成果もまだ不透明だ。バンス副大統領は最近、外遊と交渉を並行して進めてきたが、戦争終結に向けた最終合意には至っていない。ハンガリー選挙への介入も期待されたほどの成果を上げられず、政治的影響力をどう評価するかを巡って見方が分かれている。
イラン協議の成否は単なる外交懸案を超え、トランプ大統領とバンス副大統領の双方の政治的立場に直結する問題として浮上している。特にバンス副大統領にとって、今回の協議は将来の大統領候補としての競争力を示す重要な分岐点になる見通しだ。
















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