ゼレンスキー大統領の提言…「ロシアのミサイルに対応する欧州防空システムを構築すべき」

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、欧州独自の弾道ミサイル防衛システムの構築を呼びかけた。19日(現地時間)、ゼレンスキー大統領はウクライナの放送局とのインタビューで、「欧州レベルの弾道ミサイル防衛システムを構築する必要がある」と述べ、「そのために複数の国と協議を進めている」と明らかにした。さらに、「1年以内に我々独自の弾道ミサイル防衛システムを構築しなければならない」と付け加えた。また、この問題について主要な欧州諸国とすでに協議を行ったと明かしたが、具体的な国名は公表しなかった。

ゼレンスキー大統領のこうした構想は、ロシアによる弾道ミサイル攻撃に対し、欧州全体で共同対応するべきだという意図を示すものと解釈される。これまでロシアは弾道ミサイルを発射し、ウクライナのエネルギー関連インフラや火力発電所、送電網などを破壊してきた。これに対しウクライナは米国製のパトリオットミサイルで迎撃してきたが、最近ではイラン情勢をめぐる戦争の影響も重なり、ミサイルの供給不足が深刻化している。ゼレンスキー大統領は、欧州独自の防衛システムを構築することで、パトリオットミサイルへの高い依存度を下げる狙いがあるとみられる。

報道によると、現在、欧州が独自に保有する弾道ミサイル防衛システムとしては、フランスとイタリアが共同開発したSAMP/Tが事実上唯一の存在となっているとのことだ。SAMP/Tは射程100kmのアスター30ミサイルを発射するシステムで、最近配備が始まった改良型SAMP/T NGでは、弾道ミサイルへの対応能力が大幅に向上した射程150kmのアスター30ブロック1NTミサイルが使用されている。しかし生産量は非常に少なく、イラン戦争を背景に増産の必要性を求める声が強まっている。また、ウクライナのFP-5「フラミンゴ」巡航ミサイルの製造会社であるファイア・ポイントはロイター通信のインタビューで、「来年までに新たな防空システムを開発するため欧州企業と協議している」と明らかにした。その上で、「パトリオットミサイルに代わる低コストの代替案を提示する」としている。













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