プーチン、見たか?…1,800キロ先のロシア本土を襲ったドローンの正体

前線から遠く離れたロシアの主要都市が、ウクライナの長距離ドローン攻撃を受けた。
ウクライナメディアのユナイテッド24など現地メディアは25日(現地時間)、「この日、ウクライナの長距離攻撃ドローンがウクライナ本土から1,800キロ以上離れた地域に到達した」と報じた。
ウクライナの今回の攻撃により、エカテリンブルクやチェリャビンスクなど前線から非常に離れた都市で火災が発生し、建物が損傷した。
ロシア国防省は「昨夜、複数の地域でウクライナのドローン127機を迎撃した」と主張したが、正確な被害規模は明らかにしていない。
ただし、現地当局によれば、エカテリンブルクでは複数の負傷者が病院で治療を受け、市内の一部地域では住民の避難が行われた。チェリャビンスク当局は、今回の事案はインフラへの攻撃の試みだったものの、死傷者や大きな被害はなかったとしている。
報道によると、エカテリンブルクとチェリャビンスクで爆発と空襲活動が確認されたという。
エカテリンブルクの現地情報筋は、今回の攻撃について「米国およびウクライナの制裁対象であるアルマズ・アンテイグループの防衛無線および航法機器メーカー『ベクトル』を狙った可能性がある」と述べた。
チェリャビンスクでは、現地の製鉄所と高等軍事航空航法学校近くで不審な動きが確認されたという。
今回の空襲に使用されたドローンは?
ウクライナ当局は公式な立場を示していないが、一部ではウクライナ軍が今回の空襲で長距離攻撃用ドローン「AN-196リューティー」を使用したと見られている。
リューティー(Liutyi)は、ウクライナが独自に開発した長距離攻撃用自爆ドローンで、射程が2,000キロ以上とされる。そのため、ロシア領内の奥深くまで攻撃でき、最大75㎏の爆薬を搭載できる。

今回の空襲を受けたエカテリンブルクはウクライナ東部前線から約2,200キロ、チェリャビンスクは約2,000キロ離れている。両都市とも国境から直線で測定した距離であり、実際の経路を考慮するとドローンの飛行経路はさらに長くなる可能性がある。
現地では、2022年2月24日のロシアの侵攻によりウクライナ戦争が始まって以来、ロシア内陸深くまでドローンが侵入した最も深刻な事例だとの評価が出ている。
これまでウクライナ軍は、前線から約1,400キロ離れたオルスクなどの地域を狙ったことがある。昨年8月には1,200キロ離れたソチ地域の石油貯蔵庫がウクライナドローンの空襲を受けた。同地域はロシアのウラジーミル・プーチン大統領の別荘があることで知られる。
ロシアも日々進化するウクライナのドローン能力に警戒を強めている。
先日、ロシア連邦安全保障会議事務総長のセルゲイ・ショイグ氏は「これまで攻撃圏外と考えられていたウラル地域が直接的な脅威にさらされていることを認める」と述べ、「ロシアのどの地域も安全だと感じることはできない」と明らかにした。
ロシア、昼夜を問わずドローン攻撃を浴びせる
ロシアも同時刻にウクライナ全域を狙った大規模な爆撃を行い、死傷者が続出した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、25日SNSを通じて「夜間のロシアの攻撃で少なくとも4人が死亡し、30人以上が負傷した」と明らかにした。

ウクライナ空軍によると、ロシアは前夜からこの日未明までにドローン619機とミサイル47機を発射した。このうちドローン580機とミサイル30機は撃墜されたという。
ドニプロを中心にオデーサ、ハルキウ、チェルニーヒウなどの地域が標的となり、主に民間施設が被害を受けた。
ロシアは最近、夜明けだけでなく昼間にもドローン・ミサイルを撃ち込み、攻勢の水準を高めている。米国が仲介するロシアとウクライナ間の停戦交渉は、現在中東の事態により完全に中断されている。米国がイランとの対応に注力しているため、当面は交渉再開が難しいとの見方が出ている。















コメント1
磯爺
昨今のロシアは全土でネット遮断が続いていて、国民の不満が高まっているそうだ。そして有識者の間では強制動員の前兆ではないかと怯え始めているとも。ネットが無くても口コミで噂になれば大量の国民がロシアを脱出するだろう。