イラン、ロシアに外交的支援要請…外相がプーチン大統領と会談へ
米・イラン直接協議頓挫の中、ロシアへの接近強める
米国とイランの停戦交渉が行き詰まる中、イランは主要な友好国ロシアとの関係を強化し、打開を模索している。ドナルド・トランプ米大統領がパキスタンで予定されていた両国の直接協議を突然中止し、圧力を強めたことを受け、イランは外相をロシアに派遣し、ウラジーミル・プーチン大統領と対応策を協議する構えを見せている。
27日、ユーロニュースやABCニュースなど複数メディアの報道によると、アッバース・アラーグチー外相は26日、パキスタンのイスラマバードでの日程を終えた後、ロシアのモスクワへ向かったという。ロシア駐在イラン大使のカゼム・ジャラリ氏はSNSで、「外部の脅威の中で国益を守るための外交努力を続けるため、外相がロシアを訪問し、大統領と会談する予定だ」と明らかにした。アラーグチー外相はプーチン大統領と会談し、現在の停戦状況や交渉の進展を共有するとともに、ロシア側に強い連携を求める見通しだ。

米政府は当初、仲介役のパキスタンにスティーブ・ウィトコフ中東担当特使とジャレッド・クシュナー氏を代表団として派遣する計画だった。しかしトランプ大統領は、成果の見込めない協議は意味がないとして日程を中止した。トランプ氏は26日、記者団に対し「彼らはより良い提案を出すべきだった。興味深いことに、派遣を中止した直後、わずか10分でより良い新たな提案を送ってきた」と述べた。また「我々はもはやこうしたやり方は取らない。すべての主導権は我々が握っている」と強調し、「対話を望むなら彼らが我々に連絡してくればよい。電話もあり、安全な回線も整っている」と強硬な姿勢を示した。
イランは交渉の主導権を維持するため、周辺国を巻き込んだ多方面にわたる外交を展開している。パキスタンを通じて米国に書面メッセージを伝達したとされ、そこには核開発計画やホルムズ海峡封鎖問題など、譲歩できない交渉の「レッドライン」が盛り込まれているとみられる。アラーグチー外相はロシア訪問に先立ち、オマーン、エジプト、フランス、サウジアラビアなどの外相と相次いで接触し、国際世論の取り込みにも力を入れている。














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