
中東情勢をめぐる不確実性が高まる中、「エネルギー安全保障」の重要性を強調する中国が、過去5年間に中大型油田を多数発見したという「成果」を公表した。
新華社は29日、中国自然資源部の責任者の発言として、中国の「新たな鉱物探査戦略行動」(2021~2025年)に累計で4,500億元(約10兆3,700億円)が投入され、北西部の新疆ウイグル自治区タリム盆地、北部の内モンゴル自治区オルドス、渤海湾で中大型油田・ガス田225カ所が新たに発見されたと報じた。
このうち1億トン級の油田が13カ所、1,000億立方メートル級のガス田が26カ所だと中国自然資源部は明らかにしている。
同部はまた、昨年2月に科学探査井「深地塔科1井」が世界で初めて地表面から1万メートル下の地点で石油を発見したと説明した。2021年に稼働を開始した超深海ガス田「深海1号」については、中国の深海石油・ガスの探査・開発能力を世界水準に押し上げたと自賛した。
中国自然資源部はさらに、中国がレアアース・タングステン・スズ・モリブデン・アンチモン・ガリウム・ゲルマニウム・インジウム・蛍石・黒鉛など14種の鉱物で埋蔵量が世界首位だと公表した。
昨年基準では、石炭・バナジウム・チタン・亜鉛・レアアース・タングステン・スズ・モリブデン・アンチモン・ガリウム・インジウム・金・テルルなど17種の鉱物の生産量でも世界トップを維持したという。
同部は「中国の鉱山生産・精錬加工規模は世界首位を堅持しており、2025年の全国鉱業生産額は32兆7,000億元(約752兆6,200億円)でGDPの23%を超えた」と述べ、「資源埋蔵量の大幅な増加により、資源の自主管理に向けた盤石な基盤を築いた」と強調した。
また「中国は鉱山資源生産大国であるだけでなく、グローバルな精錬加工業における供給の主導者であり重要な牽引役でもある」と訴えた上で、「中国の産業チェーンの安定と新興産業の発展を支えるとともに、世界経済と人々の生活にも貢献している」と付け加えた。
中東情勢の不安定化とホルムズ海峡をめぐる緊張が長引く中、中国は「エネルギー安全保障」の重要性をこれまで以上に強調するようになっている。
中国共産党中央政治局は前日、中国の習近平総書記が主宰する形で直近の経済情勢を評価する会議を開催。「外部からの衝撃や挑戦に体系的に対応し、エネルギー資源の安全保障水準を高め、質の高い発展という確実性でさまざまな不確実性に立ち向かわなければならない」と訴えた。













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