
ドナルド・トランプ米大統領が2028年大統領選を前に、J.D.ヴァンス副大統領とマルコ・ルビオ国務長官を公然と比較し、二人の組み合わせを「ドリームチーム」と称賛した。ただし、正式な支持表明ではないとして一線を画し、次期共和党大統領候補をめぐる後継構図に再び注目が集まっている。
米政治専門メディア「ザ・ヒル」は11日(現地時間)、トランプ大統領がこの日、ホワイトハウスのローズガーデンで開かれた全米警察週間記念晩餐会で、ヴァンス副大統領とルビオ長官について2028年大統領選候補として言及したと報じた。
トランプ大統領は、法執行機関関係者が出席した会場で、「J.D.ヴァンスを好きな人はいるか。マルコ・ルビオを好きな人はいるか」と問いかけた。さらに、「いい組み合わせに聞こえる」と述べ、二人による正・副大統領候補の可能性に言及した。
さらに、「J.D.は完璧な……」と言いかけた後、「理想的な組み合わせだ」と語り、「私はそれがドリームチームだと思う」と語った。
ただしトランプ大統領はすぐに線を引いた。彼は「しかし、これらはささいな細部にすぎない」とし「どんな状況でもこれが私の支持を意味するわけではない」と述べた。
政治戦略家や関係者の間では、トランプ大統領が2028年大統領選でヴァンス副大統領を支持するのか、それともルビオ長官を推すのかに注目が集まっている。二人による正副候補の組み合わせを模索する可能性も取り沙汰されている。
ルビオ長官は2016年共和党大統領選に出馬したものの、トランプ大統領に敗れ、途中で撤退した。その後は上院議員に復帰し、第2次トランプ政権発足後に国務長官へ起用された。
一方、ヴァンス副大統領は上院議員1期目の途中でトランプ大統領のランニングメートに選ばれ、副大統領に就任した。二人とも2028年大統領選への出馬意向について繰り返し質問を受けているが、現時点で正式な出馬表明は行っていない。
また、二人は当面、現政権の業務に専念する姿勢を示している。ただし、ルビオ長官は昨年12月のヴァニティ・フェアのインタビューで、「ヴァンス副大統領がホワイトハウスを目指すなら、真っ先に支持する一人になる」と語っていた。
トランプ大統領はこれまでも、二人に対する世論の反応を注意深く見極めてきた。トランプ陣営で活動していた共和党系戦略家ブライアン・セイチック氏は以前、「ルビオ長官とヴァンス副大統領について、人々がどう感じているかを探ろうとするのは非常にトランプ大統領らしいことだ」と指摘した。
さらに、「トランプ大統領は献金者や政界関係者、メディアがどの立場にいるのかを常に把握しようとしている」と述べ、「彼は常に比較し、評価している」と説明した。そして、「こうした発言は候補者間の競争をあおる側面があり、映画『アプレンティス』を見たことがある人なら、トランプ大統領が競争を重視する人物だと分かるだろう」と付け加えた。
















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