
2年前、潜水艦用の原子炉を積んで北朝鮮に向かっていたと推定されるロシアの貨物船が地中海で謎の爆発と共に沈没し、西側情報当局の介入疑惑が浮上していると12日(現地時間)にCNNが報じた。事件は2024年12月23日、スペイン沿岸から約100km離れた海上で発生した。ロシアのサンクトペテルブルク港を出発して12日目の「ウルサ・マヨール」号が突然連鎖爆発を起こした後、原因不明のまま沈没した。この事故でロシア人乗組員2名が死亡した。
事件は北朝鮮の金正恩総書記がロシアのウクライナ侵攻を支援するため兵力を派兵してからわずか2か月後に発生し、ロシアの核心的な軍事技術が北朝鮮に流入するのを阻止するための西側の秘密作戦だった可能性が指摘された。スペイン政府が野党議員に提出した報告書によると、救助されたロシア人船長は調査過程で「積載リストにある『マンホールのふた』は潜水艦用の原子炉2基分の部品だ」と述べ、これを北朝鮮の羅先(羅津港)に搬入する予定だったと証言した。

調査当局は、該当原子炉がロシアのデルタIV級原子力潜水艦で主に使用される「VM-4SG」である可能性に注目した。北朝鮮は沈没から約1年後の2025年12月、8,700t級原子力潜水艦の外形を公開しており、該当貨物が北朝鮮の原子力潜水艦完成の核心部分だったとの見方が出ている。
沈没の原因は公開されていないが、当時の船体調査結果では右舷のエンジン室付近で直径約50cmの穴が発見され、金属片が内側に曲がっており、外部衝撃による破損であることが確認された。一部の調査関係者は空気膜を形成して水の抵抗を最小化する「超空洞魚雷(スーパーキャビテーション魚雷)」が使用された可能性を指摘した。
沈没後、米軍は放射性物質の漏出及び核活動を感知する「コンスタント・フェニックス・WC-135R」偵察機を沈没海域の上空に2回投入したことが確認された。ただし、以前にも類似の飛行経路に投入されたことがあるため、定期的な分析作業の一環だった可能性もある。
しかしロシア側は沈没後、スパイ行為に使用した研究船を投入し疑惑を深めた。この件に詳しい情報筋はCNNに「沈没1週間後、スパイや妨害作戦に使用していたロシアの研究船『ヤンタル』号がウルサ・マヨール号の残骸の上に5日間滞在し、追加の爆発が感知された。海底にある艦船の残骸を狙ったものだと推定される」と伝えた。
現在ウルサ・マヨール号は約2,500mの深さの海底に沈んでいる。スペイン当局は技術的限界と危険性を理由にデータ記録装置の回収が不可能だとの立場を維持しており、事件の実態を巡る国際社会の疑念は続いている。














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