習主席、プーチン大統領と密着外交を誇示…来週にも北朝鮮訪問か

中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は20日、北京で首脳会談を行い、中東紛争の終結を呼びかけるとともに、エネルギー分野などでの両国協力を強調した。習主席は早ければ来週にも北朝鮮を国賓訪問する可能性が取り沙汰されており、米中首脳会談後に外交攻勢を一段と強めているとの見方も出ている。
中国国営の新華社によると、習主席は会談で「中東および湾岸地域情勢は戦争から平和へ転換する重大な岐路に立っている」と指摘し「全面的な戦闘の停止は一刻の猶予も許されず、戦闘再開は望ましくない。対話を維持することが特に重要だ」と述べたという。
さらに「戦闘の早期沈静化はエネルギー供給と国際貿易秩序の安定につながる」と語り、ドナルド・トランプ米政権の対イラン強硬路線を批判した。
ロシアと中国を結ぶ天然ガスパイプライン計画「シベリアの力2」の交渉妥結を目指すプーチン大統領は「ロシアは中国に対し、石油と天然ガスを途切れることなく供給する準備ができている。中東危機の中でロシアは中国にとって安定したエネルギー供給源だ」と強調した。
「シベリアの力2」はロシア北部ヤマル半島の天然ガスを北京や上海などへ供給する構想だ。ロシアとしては、ウクライナ侵攻後に欧米向けエネルギー輸出が制限される中、中国との協力強化が急務となっている。一方、中国側も中東情勢の悪化を受け、エネルギー供給網の多角化を進める必要性が高まっているとみられている。
プーチン大統領は習主席を「親愛なる友」と呼び「一日会わないだけでも三秋の長さに感じる」という意味の中国の成語「一日三秋」を引用しながら親密さをアピールした。また、昨年5月にロシアを訪問した習主席を来年、国賓として再び招待した。
中露首脳は共同記者会見や共同声明がなかった米中首脳会談とは対照的に「世界の多極化と新たな国際関係構築」に関する共同声明を採択するなど、緊密な関係を強く印象づけた。
さらに、貿易・技術協力、鉄道建設、エネルギー分野などに関する20件の文書に両首脳がそろって署名する行事も行われた。今回の中露首脳会談は、米中首脳会談からわずか5日後に開催されたもので、プーチン大統領の訪中は2000年の就任以降で25回目となる。
一方、米誌タイムは20日、匿名の関係者の話として、習主席の北朝鮮国賓訪問が来週にも行われる方向で調整されていると報じた。ただし、中国政府は現時点で習主席の訪朝について正式には発表していない。














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