「どうか助けてほしい」ゼレンスキー氏、トランプ氏に緊急書簡…その理由とは

ロシアの極超音速弾道ミサイル「オレシュニク」の攻撃を受けたウクライナが米国にパトリオット・ミサイルの追加支援を要請した。27日(現地時間)、AFP通信やロイター通信などによると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は前日、米国のドナルド・トランプ大統領に書簡を送り、ロシアの弾道ミサイル攻撃に対応するためのパトリオット・ミサイルの追加支援を要請したという。
ゼレンスキー大統領は「弾道ミサイルの防御はほぼ全て米国に依存している」とし、「ロシアのテロに対抗するために必要な防御手段であるパトリオットPAC-3・ミサイルと追加システムの確保を手伝ってほしい」と述べた。また北大西洋条約機構(NATO)のウクライナ武器支援システムである「ウクライナ優先要求リスト(PURL)」を通じた支援の速度が現在の戦場状況に追いついていないと指摘した。現在NATOはPURLシステムを通じて米国製の防衛装備を共同購入した後ウクライナに提供している。
ロシア軍は先週、極超音速弾道ミサイルのオレシュニクを利用してウクライナ・キーウ南部のビーラ・ツェールクヴァ地域を攻撃した。「ハシバミの木」という意味のオレシュニクは、核弾頭と従来型弾頭の両方を搭載できる中距離弾道ミサイル(IRBM)だ。最大射程は約5,000㎞とされている。ロシアは2025年11月、ウクライナのドニプロ地域に初めて使用した後、今年の1月リヴィウ地域への攻撃にもオレシュニクを動員した。
ウクライナ戦争が4年目に入る中、米国が主導してきた終戦交渉は最近行き詰まっている。米国・イスラエルとイラン間の戦争の影響、東部ウクライナ占領地問題などを巡る立場の違いが続き、交渉の進展が見られない。交渉が停滞した後、ロシアとウクライナは相手の後方を狙った長距離ドローン(無人機)・ミサイル攻撃の水準を引き上げている。
一方、ウクライナは欧州連合(EU)による対ウクライナ融資を活用してスウェーデン製戦闘機「グリペン」20機を購入することにした。スウェーデンは別途で、旧型のグリペン戦闘機16機をウクライナに寄贈する方針だ。スウェーデンのウルフ・クリステション首相は28日、スウェーデンのウプサラ空軍基地でゼレンスキー大統領と共同記者会見を開き「2030年から戦闘機を引き渡せるよう最終合意を早急にまとめることが目標だ」と述べた。
クリステション首相は新型戦闘機「グリペンE/F」20機を販売し、旧型の「グリペンC/D16」機は来年からウクライナに寄贈すると説明した。ウクライナは先月EUが承認した900億ユーロ(約16兆7,000円)規模の融資のうち26億ユーロ(約4,824億3,200万円)をグリペンの購入に投入する計画だ。
ウクライナ政府は2025年11月、スウェーデン防衛企業のサーブが製造するグリペン戦闘機100~150機を導入する内容の意向書に署名した。ゼレンスキー大統領はこの日の記者会見で「150機を全て確保したい」と述べた。ウクライナ軍は現在ロシアとの戦争で旧ソ連時代に導入したMiG系の戦闘機と米国製の「F-16」、フランス製の「ミラージュ2000」など西側の戦闘機を共に運用している。
グリペンは比較的短い滑走路でも運用可能で維持費が低い軽量戦闘機として評価されている。ウクライナはロシアの長距離ミサイル攻撃で空軍基地の被害が繰り返されるため、分散配置と機動運用が容易な戦闘機の確保を進めてきた。















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