ゼレンスキー大統領「ロシア国民にも苦痛を…戦争を終わらせるため」

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はロシアとの戦争が5年目を迎える中、ロシア国民も戦争の苦痛を感じるべきだとし、そうしなければ戦争が終わらないと述べた。また、ロシアが戦場で主導権を失い、国際的に孤立していると主張した。
イギリスのロンドンを訪問中であるゼレンスキー大統領は9日(現地時間)に公開されたガーディアンのインタビューで「ロシアがこの戦争で負けているとは断定できないが、日々主導権を失っているということは断言できる」とし、現在の戦況はこの2年半で最もウクライナにとって有利な状態だと主張した。
彼は特に「ロシアは毎月3万人以上の死傷者を出している」とし、「このうち2万3,000人~2万4,000人は戦死し、残りは重傷だ」と評価した。そして「実際の死傷者数はこれよりも多い可能性がある」と示唆し、「全体的に見てこれは非常に大きな数字だ。つまりロシアが勝てないということだ」と分析した。
ウクライナは「ロシア版ダボスフォーラム」と呼ばれるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)が開催された3~6日、現地に大規模なドローン攻撃を行った。この攻撃によりロシア第2の都市であり、ウラジーミル・プーチン大統領の故郷であるサンクトペテルブルクの石油ターミナルに火災が発生し、都市上空は煙に覆われた。
この期間、ウクライナ軍はロシアが2014年に強制併合したクリミア半島にも同様の攻撃を行った。重要な補給路は燃えたトラックとタンクローリーでいっぱいになり、クリミア半島は現在深刻な燃料不足に直面している。
ゼレンスキー大統領はモスクワとサンクトペテルブルクに対する長距離攻撃の目的は「そこにいるロシア国民に戦争が何を意味するのかを実感させるためだ」と明らかにした。
さらに「この戦争の勝利はロシア社会が『戦争は恐ろしいものであり、どこかにいる誰かの悲劇ではなく自分たちの悲劇である』ということを理解したときに訪れる」とし、「今がそのモメンタムであると考えている」と付け加えた。
ロシアも激しい攻撃を続けている。2日に行われた攻撃ではミサイル73発とドローン656機が動員された。これによりウクライナの首都キーウと中部ドニプロで3歳の男の子がマンションの瓦礫に埋もれて死亡するなど、18人が命を落とした。

ゼレンスキー大統領は4日、プーチン大統領に開戦後初めて公開書簡を送った。戦争を終結させるために第三国で直接会おうという内容が要点だったが、プーチン大統領を非難する内容も含まれていた。プーチン大統領はこの書簡を「無礼だ」と評価し、会談提案を拒否した。
また、ゼレンスキー大統領は先月ロシアのオリガルヒ、ロマン・アブラモヴィッチが密かにキーウを訪れたことに言及し「彼に私たちはドンバス地域を絶対に放棄しないという意志を伝えた」とし、「実業家たちはロシアの経済状況がいかにひどいかをよく知っている。崩壊の瀬戸際に来ている」と主張した。
ただし、ゼレンスキー大統領は戦争の行方を予測することには慎重な態度を示し、西側に防空網の支援を繰り返し要請した。
彼は「最も急を要する武器はアメリカ製のパトリオット防空システムだ」とし、「眠っているウクライナ民間人に毎晩降り注ぐロシアの弾道ミサイルを撃墜できるシステムはこれしかないからだ」と明かした。
一方、ゼレンスキー大統領はチャールズ3世英国国王をキーウに招待したいとし「もしかしたら今年中にも可能かもしれない」と付け加えた。














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