
米カリフォルニア州の「殺処分ゼロ」を掲げる動物保護施設の敷地内から、銃で撃たれ、秘密裏に埋められた犬117匹の死骸が大量に見つかり、当局が捜査に乗り出した。
28日(現地時間)、米NBCや英BBCなどによると、米カリフォルニア州ハンボルト郡保安官事務所は、フォーチュナ地域にある「ミランダ・レスキューセンター」を捜索した結果、腐敗が進んだ犬の死骸117体を発見したと発表した。
当局は、同施設で数百匹の動物が行方不明になっているとの情報を入手し、今年4月から動物虐待や詐欺、共謀の疑いなどで捜査を進めていた。

捜査官らは、50エーカー(約20万平方メートル)規模の保護施設の敷地で発掘作業を行った結果、集団埋葬地とみられる場所から犬の死骸に加え、犬の首輪約600個、頭蓋骨21個など、数百点にのぼる動物の骨を追加で発見した。
特に、発見された死骸のうち70体についてX線検査を行ったところ、多数の死骸から銃弾の破片が検出された。当局は、初期検査の結果、相当数の動物の死因が銃創だったとみている。また捜査官らは、保護施設内の納屋を「犬たちが殺害された有力な場所」として指摘している。
現地保安官によると、この保護施設は2025年初めから約900匹の動物を保護したと登録していたが、実際に譲渡された動物は116匹にとどまり、700匹以上の行方が分からない状態だったことが明らかになった。
保護施設の所有者で運営者のシャノン・ミランダ氏は、報道や当局の疑惑について「事実と異なる」と強く反発している。同氏は声明で、「当施設は、スペース確保だけを目的に動物を安楽死させない『殺処分ゼロ』の保護施設だ。ただし、不治の病にかかっていたり、他の動物に深刻な危険を及ぼしたりする、極めて例外的な場合にのみ措置を取った」と主張した。
保安官事務所は、死骸から見つかったマイクロチップのデータを分析し、具体的な身元確認を進めている。証拠分析が完了次第、検察に事件を送致し、刑事起訴するかどうかを判断する方針だ。ミランダ氏は、現時点では正式な刑事起訴を受けていない。














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