「撤退しろ!」トランプ、ネタニヤフ氏の蜜月に“異変”か

米国のドナルド・トランプ大統領が最近、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に、シリアとレバノンの占領地から軍を撤退させるよう要求したと、米ニュースサイト、アクシオスが14日(現地時間)に報じた。
アクシオスによると、トランプ大統領は9日、ネタニヤフ首相との電話会談で「彼らは、あなたがたがそこにいることを望んでいない。再配置しなければならない」と要求したという。
トランプ大統領は先週、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を機に、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、シリアのアフマド・アル・シャラア暫定大統領とそれぞれ会談した。その後、ネタニヤフ首相との電話会談で、イスラエル軍の撤退を要求した。
米政府の関係者はアクシオスに、トランプ大統領が、シリア領内へのイスラエル軍の駐留が緊張を引き起こし、紛争の拡大につながる可能性があるという懸念を伝えたと説明した。ホワイトハウスは公式の見解を明らかにしていないが、この報道を否定もしなかったと、アクシオスは伝えた。
しかし、ネタニヤフ首相が撤退の要求に応じる可能性は低いとの見方が大勢だ。
イスラエル軍は現在、レバノン南部とシリア南部の相当な地域を占領しており、イスラエル政府は、3年前のハマスの奇襲攻撃のような事態を防ぐために、駐留が不可欠だとの立場を取っている。イスラエル国内では、この地域を無期限に統制したり、入植地を建設したりすべきだとの主張まで出ているという。ネタニヤフ首相は、10月の総選挙に政治生命がかかっており、トランプ大統領の要求を受け入れるのは困難な状況だ。
アクシオスによると、最近、シリア南部で市民がイスラエル国防軍(IDF)と衝突する事件が複数発生したという。トランプ政権は、イスラエルがシリアの占領地から段階的に撤退する案を含む安全保障の協定の締結を推進してきたが、イスラエルはこれを拒否してきた。
また、イスラエルはレバノンとの交渉で、南部地域の占領地2カ所から軍を撤退することで合意したが、まだ撤退していない。レバノンは明確な日程を要求しているが、イスラエルは、この地域でヒズボラの武器やインフラが完全に除去されたかを確認する必要があるとし、撤退を先延ばしにしているという。
トランプ大統領がネタニヤフ首相に撤退を継続的に迫る場合、両国間の緊張関係が高まる可能性がある。
米政府の関係者はアクシオスに「トランプ大統領はネタニヤフ首相と強固な関係を維持しており、イスラエルは常に米国の偉大な同盟国だった」と述べ「トランプ大統領以上に、イスラエルの良き友人であり、平和のために戦った人物はいない」と語った。















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