「兵士の体内まで管理する時代へ」米軍、30歳以上に“男性ホルモン検査”導入

米国防総省は、軍人の戦闘力の維持と身体能力の最適化を目的に、男性ホルモン「テストステロン」の検査を導入する。ホルモンの不足が確認された軍人には、テストステロン補充療法を受けられるよう支援する方針だ。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ピート・ヘグセス米国防長官は15日、30歳以上の軍人を対象に、毎年の定期健康診断でテストステロン値を測定すると明らかにした。検査は通常、血液検査で行われる。
ヘグセス長官は、検査の結果、治療が必要と勧告された場合は、本人の意思でテストステロン補充療法を受けるかどうかを決められると説明した。
同長官は「高いT(テストステロン値が高い)戦争省」と題したSNSの動画で、「こうした健康指標を早い段階で確認し、皆さんが戦闘力の最前線に立てるようにしたい」と述べた。
「戦争省」は、ドナルド・トランプ大統領が昨年9月の大統領令で復活させた国防総省の対外的な呼称である。
一方で同長官は、治療が必要となるテストステロン値の基準や、女性兵士に異なる基準を適用するかどうかについては言及しなかった。
米国の非営利学術医療機関クリーブランド・クリニックによると、テストステロンは男女ともに分泌されるホルモンで、男性では毛髪や身長の成長、筋肉の発達を促し、女性では活力の維持や骨の健康を支える働きがある。
テストステロンは加齢に伴って減少し、特に男性では筋肉量の減少や性機能の低下につながる可能性がある。
また、同長官は30歳未満の軍人についても、希望すればテストステロン値の検査を受けられると付け加えた。















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