米空母に忍び寄る“水中の刺客”...中国・上海で新型攻撃型原潜か、艦橋は“判別困難なほど小型化”
艦橋の小型化で騒音低減か
「米空母にひそかに接近し攻撃」

朝日新聞は23日、中国・上海の江南造船所で、艦橋を極端に小型化した新型潜水艦の存在を確認したと報じた。専門家らは、中国人民解放軍海軍の093型(商級)攻撃型原子力潜水艦を改良した、新型攻撃型原潜である可能性が高いとみている。
米衛星画像会社ブラックスカイが5月に撮影した画像を分析した同紙の報道によると、今回確認された潜水艦は、艦橋が衛星画像では判別しにくいほど小型化されている点が特徴だ。潜水艦の艦橋は、潜望鏡や通信アンテナなどを備え、艦体上部に突き出した部分を指す。艦橋を小さくすれば、潜航時の騒音や抵抗が減り、速力の向上にもつながる。海上自衛隊の小林正男元潜水艦隊司令官は朝日新聞に対し、「水中で米空母にひそかに接近し、攻撃する役割を担う潜水艦とみられる」と語った。
これまで中国では、原潜は中国北部・遼寧省の渤海造船所で、空母を含む水上艦は上海の江南造船所で主に建造されてきた。今回、江南造船所で確認された潜水艦が原潜であれば、中国の複数の造船所が原潜の建造能力を備えていることを意味するとの見方も出ている。
中国は近年、原潜の建造能力を急速に高めており、その動向が注目を集めている。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は2月、渤海造船所を上空から撮影した衛星画像を分析した結果、中国が次世代の095型(隋級)原潜を初めて進水させたことを確認したと伝えた。SCMPは、中国の潜水艦が長年の課題だった騒音問題を徐々に改善し、西側諸国の技術水準に近づくほど発展しているとした上で、「米国が独占してきた水中兵器分野で、中国の技術力と生産能力が成長していることを示す」と評価した。
英国国際戦略研究所(IISS)が2月に公表した報告書によると、中国は2021年から2025年までに原潜10隻を建造した。同じ期間に7隻を建造した米国を初めて上回る規模となった。IISSは「米国や欧州と比べて質的な差は依然として存在するが、中国の潜水艦生産量の増加は西側諸国の危機感を一段と強めている」と指摘している。















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