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プーチン生会見 戦争責任は否定、残ったのは雑談だけ

有馬侑之介 アクセス  

 引用:ニューシス

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は19日、生放送で4時間27分にわたる年次記者会見を行い、80件以上の質問に答えた。しかし、会見の大部分が自身の業績自慢や人間性のアピールに費やされ、統治の手段として悪用されたとの批判が西側メディアから相次いだ。

「今年の成果」というタイトルで行われた会見には、国内外の報道陣、退役軍人、一般市民など数百人が参加した。しかし、記者会見なのかトークショーなのか判別がつかない奇妙な場面も少なくなかった。あるロシア人記者は、最近ロシアを通過した彗星について「これが宇宙人が操縦する銀河系宇宙船の可能性はあるのか」と質問した。プーチン大統領は「これは極秘情報として保持されるべきものだ。我々の秘密兵器であり、必要な場合にのみ使用する」と冗談めかして答えた。また、参加者の一人が「一目惚れの愛を信じるか。今、恋をしているか」と尋ねると、プーチン大統領は「そうだ」と答えた。

「国民のニーズをどのように把握しているのか」という質問には、プーチン大統領はモスクワ市内を「潜入巡察している」と答えた。「政府や世論調査機関の資料も定期的に受け取るが、民生の最前線にいる国民と直接話すことも重要だ」と述べ、「時にはモスクワを歩き回り、状況を直接把握し、国民の感情を感じる」と語った。また、「結婚したい」というプラカードを持った男性記者が生中継現場で彼女にプロポーズすると、観衆は拍手した。プーチン大統領は「男性は一家の主となるべきだ。祝儀を集める必要がある」と述べ、続けて「子どもを多く持つことが流行になるべきだ」と韓国の出生率(0.7%)に言及した。

現実的で批判的な質問をしたのは外国人記者のみだった。ウクライナ侵攻に関して、NBCのキア・サイモンズ記者は「ドナルド・トランプ米大統領の停戦提案を拒否したことで、来年の戦争で追加の死者が出た場合、責任を取るつもりか」と質問した。プーチン大統領は「命の損失の責任は我々にはない。我々が戦争を始めたわけではない」と答えた。

BBCのスティーブ・ローゼンバーグ記者は「新たな特別軍事作戦を行うのか」と質問した。プーチン大統領は、ウクライナ侵攻を「特別軍事作戦」と呼んでいるが、他のヨーロッパ諸国への侵攻の意図があるか尋ねられ、「欧州諸国が我々を尊重し、欺かないならそのようなことはない」と答えた。このとき、司会者が割って入り「トランプ大統領と数十億ドル規模の訴訟に直面しているBBCはどうなるのか」と尋ねると、プーチン大統領は「トランプ大統領が正しい」と答えた。これは、トランプ大統領関連ドキュメンタリー制作・放送過程で編集や歪曲の論争に巻き込まれ、トランプ大統領が謝罪を受け、経営陣が辞任しても50億ドル(約7,868億5,511万3,221円)の名誉毀損訴訟にまで発展したBBCを揶揄したものだ。

さらにプーチン大統領は、この会見でロシアの侵攻によって延期されたウクライナ大統領選挙の問題にも触れ、「ロシアに住む500万〜1,000万人のウクライナ人も選挙に参加できるべきだ」と述べ、「選挙期間中のウクライナ領土への攻撃を止めることができる」と発言した。これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、自身のソーシャルメディアで「ウクライナの選挙の時期や形式はプーチン大統領が決める問題ではない」と反発した。ゼレンスキー大統領の任期は当初、昨年5月までだったが、戦時非常事態下では戒厳令を発動して選挙を延期する国内法に従い統治している。

フランス紙「ル・モンド」は「緻密に計画された会見だった」と報じ、「批判的なロシア人は一人もおらず、西側特派員も少数しか参加していない中で、プーチン大統領は長々とした弁舌を振るった」と評した。

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