メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「トランプの野心は世界へ」西半球に広がる米国の影響力、トランプ外交が描く再編図

梶原圭介 アクセス  

引用:X
引用:X

米国の裏庭再編に乗り出したトランプ

トランプ米大統領は就任以来、デンマーク領グリーンランドの米国編入の可能性を露骨に言及してきた。トランプ氏は国家安全保障戦略上、グリーンランドが不可欠だと何度も強調。昨年3月の議会演説では「どのような方法であれ、我々はグリーンランドを手に入れると思う」とも述べた。3日にベネズエラのマドゥロ氏を拘束した後は、グリーンランド問題をさらに頻繁に取り上げている。

ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は6日(現地時間)、声明を通じて「トランプ大統領はグリーンランド確保が米国の国家安全保障の最優先課題であり、北極地域で敵対勢力を抑止するために不可欠だと明確にしてきた」と述べた。さらに「大統領と参謀陣はこの重要な外交政策目標を達成するための様々な方策を議論中であり、米軍動員も最高司令官がいつでも選択できる選択肢だ」と付け加えた。ただし、「ウォール・ストリート・ジャーナル」によると、マルコ・ルビオ国務長官は議会で、軍事的侵攻よりもデンマークからの買収の可能性を優先的に検討していると説明した。

メキシコにも緊張が走っている。トランプ氏は3日、マドゥロ氏を移送した直後、メキシコ経由で流入する麻薬問題を再び取り上げ、「何かをしなければならない」と述べた。メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は、麻薬カルテル掃討のために米軍が介入するというトランプ氏の提案を繰り返し拒否した。トランプ氏はこれまでメキシコを不法移民と麻薬の流入経路として指摘し、圧力を強めてきた。最近ではメキシコによるキューバへの原油輸出問題も新たな対立要因となっている。

パナマも圧力の対象となった。トランプ氏は過去に米国がパナマ運河を返還した決定を「愚かな選択」と批判し、管理権の回復を繰り返し表明してきた。特に運河に対する中国の影響力拡大を安全保障上の脅威と規定。パナマ側は米国資本の投資を許可し、米国船舶の通行料を大幅に引き下げるなど、要求をかなりの部分で受け入れた。トランプ氏はカナダに対しても「51番目の州になってほしい」と公然と刺激的な発言を続けている。

南米に広がる西半球介入

ベネズエラ事態以降、南米諸国は極度の緊張状態にある。トランプ氏は4日、コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領を厳しく批判し、同国での米軍作戦の可能性に言及。コロンビア政府はその後、麻薬密売対策で引き続き協力する意向を伝えた。米国は昨年4月、ニカラグアのオルテガ政権関係者を対象にビザ制限措置を発表。トランプ氏はキューバに対しても「崩壊している」と公然と述べている。

ホンジュラスやアルゼンチンの政治局面でも米国の影響力行使が続いた。アルゼンチンではハビエル・ミレイ大統領に対し、中間選挙での勝利を条件に200億ドル(約3兆1,000億円)規模の通貨スワップ締結など大規模な支援が発表された。南米最大の経済大国ブラジルも例外ではない。トランプ氏は、ブラジル検察がジャイール・ボルソナーロ前大統領を起訴したことを受け、同国産製品に50%の関税を課した。しかし、ブラジル最高裁はクーデター陰謀の容疑でボルソナーロ氏に懲役27年の判決を言い渡している。

世界の警察から半球の覇者へ

米国の西半球諸国に対する直接・間接的介入は、外交路線の明確な転換を意味する。昨年12月に公開されたトランプ政権の「国家安全保障戦略(NSS)」は、西半球を最優先の戦略地域として明記した。米国が中東や欧州に集中する間に中国がこの地域で拡大させた影響力を、再び奪還する狙いがある。米国は西半球の主導権強化を通じて、エネルギー資源の確保、麻薬・不法移民の抑制、そして中国・ロシア・イランの拠点の排除を同時に推し進めている。

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 米下院が対イラン追加攻撃制限可決、終戦交渉は大詰め段階
  • トランプ氏がイラン報復に理解示唆、終戦交渉へ強い執着
  • 総裁も審議委員も「利上げ必要」…6月日銀、1%へのカウントダウン
  • 米国が欧州核配備拡大検討、NATO東側で関心高まる

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 活動休止を経た元BIGBANGメンバー、横浜で約1万人規模の“無料ファンミーティング”開催
  • 恋人のプライベート映像の流出を防ぐために大麻事件を起こした? 23年ぶりに噂を完全否定「事実無根」

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 活動休止を経た元BIGBANGメンバー、横浜で約1万人規模の“無料ファンミーティング”開催
  • 恋人のプライベート映像の流出を防ぐために大麻事件を起こした? 23年ぶりに噂を完全否定「事実無根」

おすすめニュース

  • 1
    「会社員時代には見られない金額」フリーに転向して半年足らずで“局アナ時代の年収”超え?

    エンタメ 

  • 2
    「居心地悪すぎた」遅咲きの歌手、30年の芸能人生最大の後悔は“5歳のサバ読み”?

    エンタメ 

  • 3
    学歴詐称疑惑で干されるも濡れ衣だった…空白期間と生活苦を支えたのは“妻の毅然とした態度”

    エンタメ 

  • 4
    「笑いを取りたくてやりすぎた」先輩への発言が炎上した芸人、大衆の厳しい視線に心境を吐露

    エンタメ 

  • 5
    美人すぎて証明写真が悪用されまくった女優? 潔白証明のため裁判所に直接出向いた深刻被害

    エンタメ 

話題

  • 1
    婚約者の妹を愛してしまう“禁断ロマンス”…芸人出身監督が手掛けたショートドラマに注目

    エンタメ 

  • 2
    “世紀のウェディング” デュア・リパが俳優カラム・ターナーと結婚、ロンドンの由緒あるホールで挙式

    エンタメ 

  • 3
    「命がけで産む意味がわかった」23歳年下妻と結婚した55歳タレント、帝王切開の痛みが残る中で第二子を検討中

    エンタメ 

  • 4
    「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”

    トレンド 

  • 5
    妻と娘が中にいる家を掘削機で破壊…酔った男の「離婚なら家ごと壊す」実行犯

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]