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「イランも米国も退かない!」会談前、米空母に接近したドローン撃墜の神経戦

望月博樹 アクセス  

引用:東亜日報
引用:東亜日報

スティーブ・ウィトコフ米ホワイトハウス中東特使と、イランのアッバース・アラーグチー外相が6日、オマーンで高官級会談を行う予定の中、米国とイランの間では軍事的な緊張と激しい駆け引きが続いている。

米軍は3日、イラン南部から約800キロ離れたアラビア海上で、空母「エイブラハム・リンカーン」に攻撃的に接近したイランの無人機(ドローン)を撃墜したことを明らかにした。これとは別に、付近のホルムズ海峡では、イラン革命防衛隊(IRGC)が米国のタンカーを威嚇する事案も発生したという。

米国側は、こうしたイランの一連の行動について、会談を前に交渉を有利に進めるための戦術の一環とみている。イランは会談場所についても、当初予定されていたトルコ・イスタンブールではなく、オマーンの首都マスカットに変更するよう求め、これを米側に飲ませた。中東の覇権を巡って競争してきたトルコとは異なり、オマーンは地域的な影響力が限定的で、イランと友好関係を維持してきた点を考慮した措置とみられる。

会談を前に米イラン双方の火花が散る中、局地的な衝突が大規模な軍事衝突へと発展しかねないとの懸念も指摘されている。

イラン、米に軍事力を誇示…会談場所も変更

米軍中央司令部は3日、リンカーン艦に攻撃的に接近したイランの「シャヘド139」ドローンを「F-35」戦闘機で撃墜したと発表した。米軍に被害はなかったという。これとは別に、イラン革命防衛隊所属の船2隻と「モハジェル」ドローン1機が、高速で民間タンカー「ステナ・インペラティヴ」に接近し、拿捕の構えを見せたとも主張した。

ただし、米国はこのような事態にもかかわらず、会談は予定通り進める方針を強調している。ドナルド・トランプ米大統領は3日、「我々はこの瞬間もイランと交渉している。すでに複数回の会合を持った」と述べた。キャロライン・レビット米ホワイトハウス報道官も同日、「ウィトコフ特使と連絡を取った。現時点ではイランとの対話は計画通りに進んでいる」と語った。

一方で、レビット報道官は「トランプ大統領は米軍最高司令官として、イランに対する複数の選択肢をテーブルに置いている」と述べ、軍事的手段も辞さない構えを強調した。

実際、「ワシントン・ポスト」は衛星写真の分析を基に、米軍がF-35戦闘機を含む約70機の航空機と空母を含む12隻の艦艇を中東海域に集結させたと報じている。また、6日の交渉が期待通りに進まない場合、米国はイランに対する軍事的圧力を強化する可能性があり、今後数日以内に航空機や艦艇の追加配備が行われる可能性も高いと伝えた。

この米国の動きに対抗する形で、イランは6日の会談場所と形式を突然変更した。政治メディア「アクシオス(Axios)」によると、イランは会談をマスカットに移しただけでなく、米国との二国間会合を要求し、実現させた。もともとカタール、エジプト、サウジアラビア、オマーン、トルコなど中東主要国も会談に同席する予定だったが、イランはこれを拒否した。

ネタニヤフ首相「イランは信じられない」と不満

イランに敵対的なイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、米国とイランの会談に繰り返し不満を示している。ネタニヤフ首相は3日、イスラエルを訪れたウィットコフ特使と会談し、「イランは自らの約束が信頼に値しないことを何度も示してきた」と述べ、米側にイランを信用しないよう求めた。

イスラエルは米国に対し、イランが保有する高濃縮核物質の他国移転禁止、ウラン濃縮の完全停止、弾道ミサイルの生産中止、ハマスやヒズボラなど中東の武装組織への支援停止の4点を交渉成立の前提条件として提示したとされる。いずれもイランが強く反発している事項であり、合意の実現は極めて困難との見方が強い。

イスラエルの高官は現地メディア「N12」の取材に対し、「これらの条件を含まない和解は不十分だ」と述べ、「イスラエルは米国とイランの交渉過程に影響力を行使する」と強調した。

一方、英国の日刊紙「ガーディアン」は3日、昨年12月28日から始まったイランの反政府デモで死亡した市民の葬儀の様子を伝えた。弔問客は厳粛な儀式の代わりに賑やかな音楽に合わせて拍手を打ちながら踊り、イスラム教シーア派の聖職者が主宰する伝統的な葬儀慣習を拒否する形で、抑圧的な神政一致体制に反対する意思を示していると分析されている。

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