
ロシアとの戦争の中でイラン製シャヘド・ドローンの迎撃法を築いてきたウクライナが、その対応ノウハウを中東の米軍基地に伝えることになった。
ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は、現地時間9日に公開されたニューヨーク・タイムズのインタビューで、ヨルダンにある米軍基地の防衛を支援するため、迎撃用ドローンとドローン分野の専門家を派遣したと明らかにした。
ゼレンスキー大統領によると、これは米国側が5日に行った要請を受けた対応で、ウクライナ側のチームは翌日に現地へ向かったという。
さらにゼレンスキー大統領は、我々は直ちに対応したとしたうえで、もちろん専門家を送ると返答したと伝えた。
先週、イランのドローン攻撃により、クウェートにある米軍施設で米兵6人が死亡した。
米国とイスラエルがイランへの攻撃を続ける中、イランの弾道ミサイル攻撃の頻度は低下しているものの、ドローン攻撃はなお続いている。
ウクライナは現在、イラン製シャヘド・ドローンによる攻撃を効果的に防ぐ方法を、世界で最もよく把握している国といえる。
ロシアは2022年2月にウクライナへの侵攻を開始して以降、イラン製シャヘド・ドローンと、その設計を基にした派生型を使って、ウクライナ軍や主要都市を攻撃してきた。これに対しウクライナは、ロシアのドローン攻撃を防ぐためのノウハウと、これを迎撃するドローン技術を開発してきた。
シャヘド・ドローンの製造単価は高く見積もっても1機5万ドル(約790万円)程度にとどまる。一方、これを迎撃するために1発300万ドル(約4億7,300万円)を超える米国製パトリオット・ミサイルを使うのは、費用負担があまりにも大きい。
このためウクライナは、機関銃、F16戦闘機が発射する比較的低コストのロケット弾、電波妨害、新型の迎撃用ドローンなどを使って、シャヘド・ドローンの撃退に当たっている。
このインタビューは7日夕方、ニューヨーク・タイムズのキム・バーカー記者が、ゼレンスキー大統領と共にウクライナ東部から首都キーウまで移動した列車内で行われた。














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