
米国のドナルド・トランプ大統領は19日(現地時間)、中国の習近平国家主席がイランに武器を支援しないと約束したと主張した。当初この日に予定されていたイラン攻撃について、アラブ諸国の要請を受けて延期したと説明する一方、攻撃決定は実行の「1時間前」まで迫っていたと明らかにし、こうした発言に至った。
フィナンシャル・タイムズによると、トランプ大統領は同日、ホワイトハウスで記者団に対し、先週の米中首脳会談で中国側がイランにこれ以上武器を送らないと誓ったと語った。
トランプ大統領は「習近平国家主席は私に、イランにいかなる武器も送らないと約束した」と述べ、「これは素晴らしい約束だ。私は彼の言葉を信じている」と強調している。
トランプ大統領は現在、イランとの交渉が続いていると説明しつつ、18日にはイランへの攻撃再開を指示する直前だったとも述べた。
米国と湾岸の同盟国、イスラエルが「チーム」としてイランと交渉していると説明し、イランには「2、3日」の猶予を与えたことも明らかにしている。
トランプ大統領は「私が言っているのは2日か3日、あるいは金曜、土曜、日曜、場合によっては来週初めかもしれない」と述べ、「時間は限られている。われわれは彼らに核兵器を保有させるつもりはないからだ」と付け加えた。
今回の訪中については「驚くべき時間だった」と振り返り、ホルムズ海峡の再開放を望む自身の考えを中国側も共有していたと主張した。
しかし、中国がイランに武器を支援しないと約束したというトランプ大統領の主張に対し、米議会では疑問の声が出ている。
米下院軍事委員会のマイク・ロジャース委員長(共和党、アラバマ州選出)は19日午前、イラン戦争によって米国は「誰がわれわれの友人ではないのか」を思い知らされたと述べた。
ロジャース委員長は「中国とロシアがこの戦争中にイランを支援しているとの報道が出ている」とし、「すべての米国民がこの点を懸念している」と指摘している。
さらに、中国とロシアが「イランの軍備再建に向けて何らかの取り組みを行うなら、それに見合う代償が伴うことになる」と警告した。
中国がイランにこれ以上武器を支援しないと約束したというトランプ大統領の主張を、全面的に信頼することはできないという見方が出ている。
一方、トランプ大統領がイランに再び猶予を与えたことで、国際原油価格は同日小幅に下落したものの、1バレル=110ドル(約1万7,500円)を下回らなかった。













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