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「生まれ月で変わる代謝力」あなたのママが妊娠した季節で分かる”太りやすさ”の科学的根拠

川田翔平 アクセス  

引用:Newsis
引用:Newsis

寒い季節に妊娠した人は、「食べても太りにくい体質」である可能性が高いという研究結果が明らかになった。

医学誌ネイチャー・メタボリズム(Nature Metabolism)が8日に報じたところによると、寒い時期(1月〜4月中旬、10月中旬〜12月末)に妊娠した人ほど、褐色脂肪組織の活性が高く、エネルギー消費量も多い傾向が見られたという。

この研究は、東北大学の研究チームが3〜78歳の男女683人を対象に行ったもので、妊娠の時期がその人の代謝や体脂肪の蓄積パターンに影響を与える可能性があることを示している。

「いつ生まれたか」ではなく、「いつ妊娠したか」がカギ

研究チームによると、寒い季節に妊娠した人は、暖かい季節(4月中旬〜10月中旬)に妊娠した人と比べて、「褐色脂肪組織(BAT)」の活性が高く、エネルギー消費量が多かった。

褐色脂肪組織は熱を生み出して体温を保つ働きを持ち、白色脂肪と異なり脂肪を蓄積せず燃焼させる。BATの活性が高いと消費エネルギーが増え、体格指数(BMI)が低く、内臓脂肪が少なくなる可能性がある。

数値的に見ると、寒い季節に妊娠した人は、暖かい季節に妊娠した人と比べて、褐色脂肪組織が活性化している確率が3.2%高かった。逆に、暖かい時期に妊娠した人はBATの活性が低く、代謝のバランスが崩れやすい傾向があった。

研究チームは「寒冷環境が男性の精子や女性の卵子の遺伝子発現に影響を及ぼし、それが妊娠後の子孫の代謝システムに長期的な影響をもたらす可能性がある」と述べている。

この結果から、韓国においては1月、7月、8月、9月、10月、11月、12月に生まれた人は、比較的太りにくい体質を持っている可能性があるという。

ダイエットに効く「褐色脂肪」、増やすにはどうすればいい?

人体には「白色脂肪」と「褐色脂肪」の2種類の脂肪が存在する。

褐色脂肪組織とは、体内で熱を産生する役割を持つ脂肪組織のことだ。単にエネルギーを蓄積する白色脂肪とは異なり、脂肪を燃焼させて体温を調節するという特徴を持つ。

白色脂肪は皮膚の下にある皮下脂肪や、内臓の周りにある内臓脂肪を指す。これらは外部からの衝撃や攻撃から体を守るなど、生存に必要な役割を果たすが、過剰に蓄積されると肥満や糖尿病を引き起こすリスクが高まる。

米国のロックフェラー大学の研究チームは、褐色脂肪を保有している人は、糖尿病や冠動脈疾患、心疾患、代謝性疾患の発症リスクが低いことを明らかにしている。

一度失われた褐色脂肪を再び作り出すことは難しい。しかし、その代わりに「ベージュ脂肪」を生成することは可能だ。これは白色脂肪が褐色化し、中間的な性質を持つ脂肪に変化したものである。

この「善玉脂肪」であるベージュ脂肪を増やすためには、特定の食品を摂取することが効果的とされている。たとえば、辛い食品に含まれるカプサイシンは、褐色脂肪を刺激し、脂肪の燃焼を促す働きがある。そのほかにも、カテキン、クルクミン、メントール、オメガ3脂肪酸なども褐色脂肪の活性化を助けるとされている。

人間の身体は体温を維持するために多くのカロリーを消費する。褐色脂肪は寒い環境下で活性化されるため、日頃から15〜20度ほどの涼しい環境で過ごすことが推奨される。米国立衛生研究所の実験では、室温19度で1か月間就寝した男性は、それ以外の温度で寝た男性に比べて、褐色脂肪の量が42%以上多かったという結果が報告されている。

また、暗い環境で眠ることや、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることも褐色脂肪を増やす有効な手段だ。運動を行うことで筋肉から分泌される「アイリシン」というホルモンは、ベージュ脂肪を活性化する作用を持つ。運動時間が長いほど分泌量が増えるとされ、毎日30分間の早歩きでもアイリシンの分泌は促進される。さらに運動時間が増えることで、ベージュ脂肪に変化する部位も増加するという。

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