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「ほぼ巨人じゃないか」古代ローマ兵士が履いたとされる320ミリの巨大な靴がイングランドで出土

織田昌大 アクセス  

古代ローマ帝国の兵士が着用していたとみられる靴が、イギリスのイングランドで発見された。インソールの長さが300mmを超え、歴史学者や考古学者の注目を集めている。

イングランドの「ローマ軍博物館(Roman Army Museum、RAM)」は、先月末に調査報告書を公開し、体格の良いローマ帝国兵士のものと思われる靴を公開した。

約2,000年前に作られたとされるこの靴のインソールの長さは約320mm(参考までに、韓国の元格闘家チェ・ホンマン氏の足のサイズは360〜370mm)だ。ナイキなどの有名スポーツウェアブランドが最大320mmの大きさの靴を販売していることを考えると、遥か昔のローマ時代にも大きな足の兵士がいたという事実に学界が注目している。

引用:RAM公式サイト
引用:RAM公式サイト

RAMの関係者は「この大きな靴は、イングランド北部の湿地帯に築かれたローマ帝国第14代皇帝ハドリアヌスの要塞から出土した」と述べ、「泥に埋もれたまま、つま先からかかとまで完全に保存された靴のインソールは、ローマ兵士がかなりの体格を持っていたことを示している」と説明した。

さらに「この大きな靴が発見された場所は、ローマ帝国が現在のイギリスに相当する地域を防衛するために築いたハドリアヌスの長城のすぐ南にある『マグナ要塞(Magna Roman Fort)』だ」とし、「2世紀に建設された長城の防御線を強化する要塞の一つで、軍事に関連する重要な遺跡だ」と付け加えた。

引用:RAM公式サイト
引用:RAM公式サイト

この靴は、今年春にRAMの考古学者チーム「マグナプロジェクト」によって発掘された。チームはマグナ要塞の外部に作られた堀や土塁、城壁跡の発掘を行っており、その周辺で「アンクルブレイカー(足首を折る罠)」と呼ばれる細く深い溝の痕跡が確認された。

RAMの関係者は「これはローマ軍の要塞でよく見られる防御システムで、あらかじめ掘られた細く深い溝に水や泥を満たして隠し、それと知らずに足を踏み入れた敵兵の足首を折るための仕掛けだった」と述べ、「靴のインソールがこの罠の中で発見されたことから、敵の靴だった可能性もある」と言及した。

引用:RAM公式サイト
引用:RAM公式サイト

この靴は、長距離の行軍にも耐えうる頑丈な構造で作られていた。インソールは革を何枚も重ねて作られ、紐もかなり丈夫だ。靴底は鋲で補強されており、長時間歩いても裂けにくい造りになっていた。研究チームは、ローマ兵士の靴が単なるサンダルを超え、作戦遂行が可能な軍靴として十分な性能を持っていたと推測している。

マグナ要塞遺跡からは、靴だけでなく、大理石を削って作られた化粧用パレットや精巧な木製の櫛など、女性用の品物も発見されており、城塞周辺に人々が集まって生活していたことがうかがえる。博物館は、城塞そのものの発掘にはまだ着手していないものの、すでに貴重な遺物が多数出土しており、今後の成果に大きな期待を示した。

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