「純潔は女性が用意できる最高の持参金」…物議を醸すバス広告の正体

中国のある市内バスに女性を性的対象化し、時代錯誤な価値観を押し付ける広告が登場し、現地で論争を巻き起こしている。
特にこの広告が公共の財産である市内バスに掲示されたという点で、中国政府の広告審査システムに欠陥があるとの批判が集中している。
25日、搜狐など現地メディアの報道によると、24日、四川省楽山市井研県を走る市内バスの外側に女性を貶め、恐怖を煽る内容の広告が掲示されていたことが明らかになった。
そのバスには「純潔は女性が用意できる最も高貴な持参金」「純潔は最も高貴な贈り物」という文言が大きな文字で印刷されていた。
さらに広告の下部には「中絶は先祖の血統を断つ行為であり、不妊の原因で、すべてが順調に進まなくなる根源」など、科学的根拠が全くない内容まで含まれていた。
このバスの姿は現地のソーシャルメディア(SNS)を通じて急速に拡散した。中国のネットユーザーは「本当に21世紀なのか」「女性を物のように扱い、性的純潔で格付けしている」と激しく抗議した。
騒動が大きくなると、井研県交通運輸局は緊急の現場調査に乗り出した。調査の結果、この広告は現地のある粉ミルクメーカーが商業目的で掲示したものであることが判明した。
当局の関係者は「この広告は業者の独断的な行為で、事前に所管部門への報告や審査を経ていない無断掲示物であることが確認された」と述べた。
さらに「内容が極めて不適切で社会的通念に反するとの判断から、そのバスの運行を中止し、広告を即時に撤去するよう指示した」と付け加えた。
井研県側は今後、バス広告代理店と運輸会社に対し、管理不備の責任を追及する厳重に処分するとともに、似たような事例が再発しないよう広告審査ガイドラインを強化する方針だ。
専門家らは、今回の事件は単なる一企業の逸脱にとどまらず、中国社会に今なお残る性差別的認識とそれを適切に排除できない公的システムの不備を浮き彫りにしたと指摘している。













コメント0