大学も断念、6人の弟妹を養う21歳長男…さらに子作りを望む両親に批判の声

中国で6人の弟妹を養うために大学進学を諦め、豚肉店で働き始めた21歳の青年のエピソードが話題となり、ネット上でさまざまな意見が飛び交っている。
28日(現地時間)のサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、中国の湖南省邵陽市に住むチュン・ファンさん(21歳)は、毎日午前2時に起床して家畜の処理や肉の販売を行い、家計を担う重要な役割を果たしている。
チュンさんの家族は、両親と体が不自由な祖父母、そして6人の弟妹を合わせた計11人である。特に次女である妹は、幼い頃の事故で右腕が不自由になり、今年生まれた末の弟はダウン症と診断されたという。
中国の大学入学試験(高考)に失敗した後、再受験を諦めて家業の豚肉店を継いだチュンさんは、1日平均18時間働いている。
チュンさんは、早朝の解体作業が終わると、障害のある妹を連れて市場に向かい肉を販売し、午後にはライブコマースを通じて日用品を売るなど、家族の生活を支えている。チュンさんの1日の収入は700元(約1万6,400円)ほどだ。

チュンさんは「同年代のように大学に行ったり、自分の将来に向けた仕事に就いたりしたいが、今は家族を養うために必死に働くしかない」と語り、「大きな経済的負担を感じている」と打ち明けた。
しかし、48歳と44歳の両親は「子供が多いほど将来成功する機会が増え、大家族は自信を与えてくれる」と主張し、依然として出産を望んでいると明らかにした。
これは、子だくさんを繁栄の象徴とする中国の伝統的な価値観に由来するものとみられる。これに対しチュンさんは、「両親にはもうこれ以上子供を産まないでほしい」と述べ、「今はすでに生まれている弟妹を育てることに集中したい」と打ち明けた。
この話が報じられると、中国のネット上では激しい批判が相次いだ。多くのネットユーザーは「親が長男に責任を押し付けている」「貧困の連鎖に過ぎない」とチュンさんに同情した。
しかし、一方で疑念を抱く声も上がっている。チュンさんの家族は複数の店舗を所有しており、父親が政府の補助金さえ断るほど経済的な余裕があるということが明らかになったからだ。
一部のネットユーザーは「フォロワー15万人のチュンさんが、同情を誘ってライブコマースの売上を伸ばそうとしているマーケティング戦略ではないか」といった冷ややかな反応を示した。














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