
インド北部ウッタル・プラデーシュ州で、妻がイスラム教の伝統的な衣装である「ブルカ」を着用せずに実家を訪れたことを理由に、夫が妻と2人の娘を殺害する事件が発生した。
報道によると、20日(現地時間)同州に居住するファルーク・アリ容疑者は、妻のタヒラさんと2人の娘を殺害し、遺体を自宅の庭に埋めた疑いで地元警察に逮捕された。
捜査当局の調べによれば、ファルーク容疑者は、頭から足先まで全身を覆うブルカの着用を妻に継続的に強要していた。容疑者は妻がブルカを脱ぐことを一切許さず、18年間にわたって身分証明書の発行さえ妨げていたほか、義父が自宅を訪れた際にも妻との接触を制限していたとされる。タヒラさんはこうした厳しい統制に反発しており、夫婦はブルカの着用をめぐってたびたび衝突していたと伝えられている。
警察によると、ファルーク容疑者は、妻がブルカを着用せずに実家を訪れた行為を「自身の社会的名誉を傷つけるもの」と受け止め、激怒した。10日深夜ごろ、自宅キッチンで妻を銃で撃ち殺害した。さらに、銃声を聞いて現れた長女にも発砲し、続いて出てきた次女は首を絞めて殺害したとみられている。
犯行後、容疑者はトイレ工事のために掘られていた深さ約3メートル(10フィート)の庭の穴に母娘3人の遺体を埋め、上からレンガを敷いて隠蔽を図った。しかし、この犯行は周囲の不審により発覚した。
タヒラさんと2人の娘の姿が数日間見えないことを不審に思った容疑者の父が、嫁と孫娘たちの行方を問いただしたところ、ファルーク容疑者は「別の家で暮らしている」と曖昧に回答した。疑念を深めた父が警察に通報し、容疑者は事情聴取の過程で犯行を自白した。警察は供述に基づき、自宅の庭から遺体を収容し、犯行に使用された拳銃や実弾などを押収した。













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