
イギリスで、女性がポケットに入れていた電子タバコが突然爆発し、足に重度の火傷(かしょう)を負う事故が発生した。電子タバコのバッテリーが爆発し、車のシートまで燃え上がる恐ろしい事態となった。
15日(現地時間)付の「デイリー・メール」などによると、英エセックス州在住のケリー・ロバーツさん(52)は、昨年10月19日、知人の車に同乗していた際、コートのポケットに入れていた加熱式タバコ(VAPE)が突然爆発する事故に遭ったという。
ロバーツさんは当時の状況について、「車内で花火が爆発したような音がして、最初は何が起きたのか理解できなかった」と振り返り、「バッテリーがポケットを突き破って爆発し、車のシートに火がついた。バッテリーの熱で車の床まで溶けてしまった」と説明した。
ロバーツさんと知人は当初、停車していた車両に何らかのトラブルが発生し、車全体が炎上するのではないかと危惧したという。しかし、出火元が自身のポケットにあると気付いたロバーツさんは、急いで車外に飛び出し、地面を転がり消火を試みた。
彼女は「新調したばかりのコートとドレスを着ていたが、自分が燃えていることに気付いた」と言及した。
公開された写真には、ロバーツさんの衣服や知人の車のシートに大きな穴が開いている様子が写し出されていた。
ロバーツさんは医療機関で点滴による治療を受け、水ぶくれの除去処置を施された後、足に包帯を巻いた。幸いにも皮膚移植手術は必要なく、患部には銀を用いたドレッシング材が使用された。血流が回復したことで、現在は自然治癒が見込めると判断されている。
完全に回復するまでには、今後2年間にわたり患部の遮光を徹底し、1日最大4回まで保湿剤を塗り続ける必要があるという。
ホームレス支援の慈善団体で代表を務めるロバーツさんは、現在、周囲の人々に対し、電子タバコをポケットや体の近くに入れて持ち歩かないよう注意を呼びかけている。
ロバーツさんは約10年前から電子タバコを使用しており、今回爆発した製品は3年間使用していた。彼女はこれが「最も安全な選択だと信じていた」と語っている。
さらに、「恐ろしいのは、この事故が起きる1週間前に、同じバッテリーを機内に持ち込んでいたことだ」と明かし、「今では飛行機に乗ることさえも怖い」と心境を打ち明けた。
事故後、ロバーツさんは電子タバコの使用を完全に中止したという。
彼女は「電子タバコをポケットに入れて持ち歩いたり、体の近くに置いたりしないでほしい」と人々に訴えかけ、「コートが厚手で、服を何枚も重ね着していたことが最悪の事態を免れた一因となった」と強調した。














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