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「皮膚の下で何かが這っている」インド40代女性、耳から背中まで移動し続けた”正体不明の侵入者”

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引用:Cureus
引用:Cureus

インドの病院、40代女性に寄生虫疾患「皮膚幼虫移行症」と診断

インドの病院で皮膚に細い線状の発疹が現れた40代女性が、寄生虫疾患「皮膚幼虫移行症」と診断された事例が報告された。

インドのマハリシ・マルカンデシュワール医科大学皮膚科の医療チームによると、40歳の女性A氏は約1カ月前から続く皮膚の発疹と激しいかゆみを訴え、病院を受診した。病変は当初、耳の周辺から始まり、その後は首や肩を経て背中まで徐々に移動した。時間の経過とともに発疹はくねくねとした線状に長く伸びる特徴を示したという。

A氏は初診時、蕁麻疹性皮膚炎と診断されたものの症状が改善しなかったと説明した。その後、皮膚拡大鏡による検査で、皮膚の下を幼虫が移動した痕跡とみられる赤い線が確認された。病変が移動し続けた点や検査前に裸足で池に入った経歴が判明したことから、医療チームは皮膚幼虫移行症と診断した。

皮膚幼虫移行症は犬や猫の小腸に寄生する鉤虫の幼虫が原因となる寄生虫疾患で動物の排せつ物に混じって排出された卵が土や砂の中でふ化し、その幼虫が人の皮膚を突き破って侵入することで感染するとされている。

A氏はアルベンダゾールの内服薬とイベルメクチンによる治療を受け、治療後はかゆみが速やかに消失し、皮膚病変も徐々に改善した。経過観察の結果、傷跡や再発もなく完全に回復し、その後の追加症状も確認されなかった。

医療チームは「皮膚幼虫移行症は一般的に足や脚など下半身に発生するケースが多い」とし「今回のように耳や上半身に発生した例は非常に珍しく、初期診断が遅れる可能性がある」と説明した。その上で「疑われる場合は早期に正確な診断を受け、抗寄生虫治療を行えば予後は非常に良好だ」と強調した。

この症例は国際医学学術誌Cureus最新号に掲載された。

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