
アメリカ・テキサス州の郊外で数百万匹のミツバチを積んだ大型トレーラーが転覆する事故が起きた。大量のミツバチが住宅地に飛び散り、住民に屋内避難の勧告が出されるなど混乱が広がった。
AP通信などが22日(現地時間)伝えたところによると、21日午前にテキサス州オレンジカウンティで約400個の巣箱を運搬していた大型セミトレーラーが狭い路地を曲がる際にバランスを崩して横転した。多数の巣箱が破損し、中にいた数百万匹のミツバチが一斉に近隣の住宅地へ飛び散った。
事故直後、当局は被害拡大を防ぐため該当地域の道路を全面的に封鎖し、安全を確保するため住民に「ミツバチが逃げ出しているため、屋内にとどまるよう」呼びかけた。これまでにミツバチに刺されるなどして重傷を負った人の報告はない。
事故の対応にあたるため、近隣の養蜂業者数軒からボランティアが多数駆けつけ、トレーラーから巣箱を降ろしてできるだけ多くの群れを回収しようと作業にあたった。
養蜂業界関係者によると、事故の衝撃や女王蜂の生死などにより、全408個の巣箱のうち無事なのは約4分の1程度にとどまる見通しで、大きな経済損失への懸念が出ている。また、地域の養蜂家らが逃げ出したミツバチを回収するため捕獲用の箱を設置したが、ミツバチが現場から完全にいなくなるまでにはしばらく時間がかかる見通しだ。
一方、米国では大規模な養蜂業者が農作物の受粉や蜂蜜生産のため、開花の時期に合わせて全国を巣箱を積んで移動することが一般的だ。今年4月にもテネシー州ノックスビル近くの高速道路でミツバチを積んだトラックが関係する事故が起き、交通渋滞が発生した。













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