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AI教育ブームで小学生もコーディング必須?ロボットが教育現場に本格導入、中国が育てる「テクノロジー・ネイティブ世代」の実態

佐藤美穂 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

中国のヒューマノイドロボット製造企業が年間で生産するヒューマノイドロボットは数千台に上る。これらの大量のヒューマノイドロボットはどこで購入され、使用されているのか。最大の買い手は学校だ。

10日付の「新京報」など中国メディアによると、最近、学校がヒューマノイドロボットを大量購入しているという。特に大学が教育・研究用にヒューマノイドロボットを導入している。ヒューマノイドロボット企業ユニトリー(Unitree・宇樹科技)は、過去8年間で30以上の大学が数千万元規模でロボットを購入したと明らかにした。清華大学、重慶大学、上海大学、華南理工大学、浙江理工大学などがユニトリーのヒューマノイドロボットを公然と購入している。

こうした中国の科学技術教育は小学校から始まる。最近、ChatGPTの台頭で人工知能(AI)教育ブームが起きており、子供向けのコーディングやプログラミング授業が人気を集めている。教育部はプログラミングを小学校の義務教育課程に組み込み、基礎的なプログラミング能力を習得できるようにしている。このプログラミング課程は、児童の論理的思考力やデジタル問題解決能力の育成を目指し、アルゴリズム設計などを教えている。

5〜12歳の子供向けコーディング・プログラミング教室も多数存在する。今年初めに発表された教育研究所の「2024年子供向けプログラミング教育産業発展動向報告書」によると、昨年の子供向けプログラミング市場規模は488億元(約9,502億6,339万円)に達した。北京で取材した小学生の保護者は「子供が5歳になるとコーディング教室に通わせるのが一般的だ」と語った。このように、中国の子供たちは幼少期からコーディングとプログラミングを学び、ロボットと共に学習している。裕福でも貧しくもない、いわば「テクノロジーと共に生まれ育った世代」だ。

コーディングやプログラミング教育への過熱ぶりに懸念の声も上がっている。「中国新聞網」は、ここ数年、非専門家向けソフトウェア能力認定試験の受験者数が増加し続け、受験者の年齢がますます低下していると報じた。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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