
『脱出おひとり島5』で最も高い人気を集めている女性出演者は、キム・ゴウンである。
キム・ゴウンは、独歩的で圧倒的な存在感を放つチェ・ミナスに比べると注目度はやや低かったが、実際には『脱出おひとり島5』を牽引する魅力的なメインキャラクターである。チェ・ミナスが強烈な個性だとすれば、キム・ゴウンは静かだが確実に存在感を示す実力派タイプである。
キム・ゴウンが番組内に生み出した波紋は決して小さくない。序盤ではウ・ソンミンとシン・ヒョヌがキム・ゴウンを巡って競い合っていたが、現在は新たに登場したメギ男チョ・イゴンが加わり、緊張感あふれる四角関係が形成されている。キム・ゴウン一人を巡り、ブルドーザーのように一直線で迫るシン・ヒョヌ、ウ・ソンミン、チョ・イゴンの駆け引きが、今後のラブラインの流れを大きく左右する見通しである。

チョ・イゴンとヒョヌが天国島チケット1位と2位を争った男性同士の綱引きゲームが異様な盛り上がりを見せたのも、キム・ゴウンの存在があったからだ。
1位を獲得したチョ・イゴンが天国島のプールでゴウンとデートをした際、彼の胸元にくっきり残っていた引っかき傷は印象的であった。それはまるで、雌を巡って激しい争いを繰り広げた雄に残る、いわば栄光の傷のようであった。
チョ・イゴンが1位でキム・ゴウンと天国島へ向かうと、2位だったヒョヌは、ゴウンでなければ意味がないとして、異例にも天国島行きを放棄した。普段は寡黙なヒョヌは、ゴウンに向かって「あなたは有罪だ。なぜ僕を支配したのか」と語った。

男性から見たキム・ゴウンの魅力はどこにあるのか。まず、端正なルックスを備えている点が挙げられる。さらに、意外性のある魅力も持ち合わせている。男性が好む典型的なタイプではあるが、ビジュアルだけで長期的な好感を得られるわけではない。
キム・ゴウンは第一印象の選択では、それほど高い支持を得ていなかった。冷たく見える猫系の顔立ちだったからだ。しかし、会話を重ねると明るく、穏やかに話す姿から、柔らかく親しみやすい印象が伝わってくる。このギャップが、彼女の大きな魅力となっている。
キム・ゴウンの最大の強みは、キャラクターの柔軟性にある。この柔軟性とは、気まぐれさや即興性を意味するものではなく、環境や条件の変化に応じて適切に方向性や距離感を調整できる適応力を指す。

キム・ゴウンは、自分に強く惹かれている3人の男性を、落ち着いた態度でリードしている。ヒョヌには「まだどちらが確かなのか分からない」と正直に伝え、一途にアプローチするソンミンとは自然に会話を楽しむ。この姿勢が、チョ・イゴンの嫉妬心と闘争心を一気に高める結果となった。

ゴウンがソンミンと歩きながら会話をしていると、チョ・イゴンは「ゴウンさん、僕とはいつ遊んでくれるの」と甘えるように口にする。それでもキム・ゴウンは、嫉妬するチョ・イゴンに対して「それでも、もっと話してみよう」と応じる。
3人の男性とデートを重ねていれば、言動の行き違いや無理が生じる可能性もあるが、キム・ゴウンにはそうした危うさが見られない。
パネルのイ・ダヒはキム・ゴウンについて「不器用な男性の前では狐になり、慣れた男性の前では熊になる」と評した。キム・ゴウンは単なる狐ではない。一段上の狐なのである。













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