「世界最大の氷山」が40年の漂流の末に崩壊

かつて世界最大だった氷山A23aが、約40年に及ぶ漂流の末、ついに完全に崩壊した。
13日(現地時間)、英デイリー・メールなど海外メディアによると、かつて面積約4,000平方キロメートルに達していた超大型氷山A23aは、南大西洋の比較的暖かい海域で砕け散り、事実上、消滅の段階に入った。
A23aは1986年、南極のフィルヒナー・ロンネ棚氷から分離した後、海底に引っかかり、30年以上にわたって動けないまま、「氷の島」のように留まっていた。その後、2020年に海底から外れ、本格的な漂流を始めた。

北へ移動していたこの氷山は、一時は海流に閉じ込められてその場で回転するなど、独特な移動経路をたどった。2025年にはサウスジョージア島付近に接近し、生態系や航路に影響を及ぼす可能性があるとして懸念を呼んだ。
ただ、A23aは衝突や座礁によってではなく、暖かい海域で徐々に崩壊していった。水温の上昇や波の影響で縁の部分から浸食が進み、表面にたまった融解水が亀裂を広げ、内部構造を弱めた。
衛星写真には、氷山が「青いシャーベット」のような状態に変化した様子も捉えられた。これは、表面にできた融解水が氷内部の亀裂に沿って染み込み、構造の崩壊を加速させた結果とみられている。
氷山の最期は、海洋生態系に一定の恩恵ももたらした。融解の過程で放出された淡水や鉄分などの栄養分が植物プランクトンの増殖を促し、周辺海域の生物生産性を高めたとの分析も出ている。

オーストラリア気象局のヤン・リジャー博士は、「ここ数週間は雲の影響で氷山の観測が難しかったが、最終的に氷山は崩壊した」と述べた上で、「一つの時代が終わった」と語った。
かつて世界最大級の規模を誇り、衛星で追跡されていたこの「メガ氷山」は、今では無数の小さな破片となって海上に散らばり、40年に及ぶ長い漂流に幕を下ろした。













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