生まれつき手足がなかったにもかかわらず、口と肘だけで三人の子供を立派に育て上げた81歳の中国人女性の話が、中国国内のみならず世界中に大きな感動を与えている。

18日(現地時間)の香港メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、「中国で最も強い母親」という呼び名で知られるワン・ユーシーさんは、身体的な限界を克服し、数十年にわたり家族を支え、献身的な生活を送ってきた人物としてオンライン上で話題となった。

中国北部の甘粛省白銀市の出身であるワンさんは、先天的な障害により手足がない状態で生まれた。ワンさんの人生は始まりから平坦なものではなく、20代後半になるまで名前すら持っていなかったという。

引用:インサイト
引用:インサイト

末息子のチャン・リーフーさんは「母は手と足がない状態で生まれ、20年以上も名前のないまま生きてきた」と語り、「27歳で父と結婚して初めて、登録担当の公務員が『ワン・ユーシー』という名前を付けてくれ、その時からみんながその名前で呼ぶようになった」と振り返った。名前すら持たなかった無名の女性が一つの家庭を支える強い母親へと生まれ変わる過程は、多くの人々に感動を与えている。

身体的な不自由さにもかかわらず、ワンさんの意志は揺るがなかった。口を使って針仕事をし、子供たちの服を繕ったほか、肘で箸を支えながら食事の準備や家事をこなしていた。

息子のチャン・リーフーさんは、母が口で巧みに縫い物をする姿や、肘を使って日常生活を切り盛りする様子を間近で見守りながら成長した。このような母の涙ぐましい努力のおかげで、3人の子供たちは不自由なく成長することができた。

現在は80歳を超える高齢にもかかわらず、ワンさんの強靭な生命力は今なお多くの人々の手本となっている。

手足のない厳しい条件の中でも、諦めることなく子供を育てたワンさんの話は、単なる個人の克服の話にとどまらず、母性愛の偉大さを改めて再確認させてくれる。中国のネットユーザーたちはワンさんを「世界で最も美しい母親」と称え、尊敬と応援のメッセージを送っている。

望月博樹
望月博樹

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