テスラが好決算を発表したにもかかわらず、時間外取引で2%程度急落したのは、今年、人工知能(AI)などに250億ドル(約3兆9,940億円)以上を投じる方針を明らかにしたためとみられる。
22日(現地時間)の決算発表直後、テスラ株は4%超上昇していた。
テスラはこの日、取引終了後に第1四半期の売上高が223億9,000万ドル(約3兆5,780億円)だったと発表している。これは市場予想の226億4,000万ドル(約3兆6,180億円)には届かない水準だった。一方、1株当たり純利益は41セント(約66円)となり、市場予想の37セント(約59円)を上回る結果となった。
売上高は市場予想をやや下回ったものの、1株当たり純利益が予想を上回るなど、全体としてはまずまずの決算内容といえる。
特にフリーキャッシュフロー(FCF)は市場予想を大きく上回った。市場ではFCFがマイナスになると見込まれていたが、テスラは14億ドル(約2,240億円)のプラスを記録したと明らかにしている。
FCFは、営業活動で得た現金から設備投資や資産投資などを差し引いた後に残る現金を指し、配当や債務返済、追加投資の余力を測る重要な指標とされる。
こうした内容を受け、テスラ株は時間外取引で一時4%超上昇した。
しかし、その後は下落に転じ、現在は2%程度下げている。

背景には、同社が決算説明会で、今年の資本支出が250億ドルを超える可能性があると明らかにしたことがある。この規模は、前年の投資額の3倍に相当する。
さらに、従来見通しの200億ドル(約3兆1,960億円)から増えた金額でもある。
この資金は、Optimus(オプティマス)人型ロボットの生産、AI関連施策、自動運転車などに投じられる計画だ。
テスラCEOのイーロン・マスク氏は決算説明会で「資本支出は大幅に増えると見込むべきだ」と述べた。
テスラは、従来の自動車事業が過去2年間にわたって後退し、手元資金が限られるなかで大規模投資に踏み切る必要に迫られている。
このため、時間外取引でテスラ株が2%程度下落していると、米経済ポータルサイトのYahoo!ファイナンスは分析している。
















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