
ベトナムで登山中に遭難した大学生が、チョコパイと渓流の水で37時間以上も耐え抜いた事実が知られ、現地で話題となった。
VNエクスプレスなど現地メディアによると、4月19日朝にタムダオ山へ登山に出かけ行方不明となっていたダイナム大学に在学中のグエン・トゥアン・アンさん(19)が、約37時間後に発見された。
アンさんは4月21日午前7時15分ごろ、濃い霧が立ち込める渓谷付近で救助された。発見時には、救助チームの呼びかけに応じられるほど意識ははっきりしていたという。
ガイドなど10人の一行で登山を開始した。しかし普段登山経験のないアンさんは経験不足のまま上級者向けの険しいコースに入ってしまった。下山時に登山で疲れ切ったアンさんは一行を先に行かせて休息を取っているうちに山で道に迷った。
孤立後は、渓流に沿って下れば民家にたどり着けると判断し、冷静に行動した。渓谷の水を飲み、持っていたチョコパイを少しずつ食べてエネルギーを補給した。発見時には、さらに2日間耐えるために残していたチョコパイ4個を持っていたという。
夜になると気温は急激に下がるため、渓谷近くの岩の下で身を丸めて寒さをしのいだ。アンさんは「必ず道を見つけられると思っていたので、それほど怖いとは思わなかった」と当時を振り返っている。現在は病院に搬送され、回復に向かっている。
現地警察は「タムダオ地域は地形が険しく、渓流や急斜面が多いため初心者には危険だ」とした上で、「単独行動を避け、十分な装備と技術を備えて安全規則に従って登山してほしい」と呼びかけている。













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