NASA、2032年までに月南極へ恒久基地建設…ブルーオリジンなど民間主導で

引用:NASA
引用:NASA

米航空宇宙局(NASA)は、2032年までに月の南極に恒久基地を建設するため、200億ドル(約3兆1,900億円)規模の計画を発表した。最初の任務を担う企業としてBlue Originを選定するなど、民間企業との具体的な契約内容も明らかにした。

英紙ガーディアンやワシントン・ポストなどによると、NASAは26日、ワシントンで開いた記者会見で月面基地の建設計画を公開した。

NASAの計画によると、月面基地は段階的に建設される。2029年までに月の南極に太陽光発電網を含む基盤施設を整え、2029年から2032年にかけて基本的な運用能力を確保する。2032年以降には、宇宙飛行士が長期滞在しながら実験を行う半恒久モジュールを完成させる計画だ。NASAはこの月面基地を、最終的に火星探査に向けた前進基地にする構想を描いている。

月の南極での恒久基地建設プロジェクトは、中国に先んじた有人月面着陸の実現、月面基地の建設、宇宙用原子炉の開発などを掲げるトランプ政権の国家宇宙政策の一環だ。先月、1972年以来初めて宇宙飛行士4人を月軌道へ送ったアルテミス2号ミッションの成功が、月面基地計画を前進させるきっかけになった。

最初の任務には、Blue Originの極低温推進式貨物着陸船「Endurance(エンデュランス)」が投入される。「Endurance」は早ければ今秋、月南極のシャクルトン・ド・ジェルラシュ尾根に、NASAと民間企業の科学ペイロードを運ぶ。NASAはBlue Originの最初の2回の任務に、それぞれ2億3,040万ドル(約368億3,500万円)を支援し、事業費の大半は民間側が負担する。

NASAのジャレッド・アイザックマン長官は、今回の任務を「史上初の民間資金による月着陸船ミッション」と位置づけた。主な目的は、今後の有人月面着陸システムのリスクを抑えるための技術実証だ。Blue Originは先月、大型ロケット「New Glenn」の3回目の飛行で搭載物が誤った軌道に投入されるトラブルを経験したが、先週、米連邦航空局(FAA)から再飛行の承認を受けた。

NASAはBlue Originと、月面探査車などの機器を運ぶ契約も別途結んだ。契約規模は少なくとも1億8,800万ドル(約300億円)に上る。探査車の開発は、カリフォルニア州のAstrolabが2億1,900万ドル(約349億円)、コロラド州のLunar Outpostが2億2,000万ドル(約350億5,000万円)でそれぞれ担う。

Firefly Aerospaceは、2028年に月面へ無人ドローンを運ぶ宇宙船の開発費として、7,500万ドル(約119億5,000万円)を受け取る。ドローンはNASAジェット推進研究所(JPL)が開発し、今後、アルテミス計画の宇宙飛行士が着陸する候補地を探す任務を担う。Firefly Aerospaceは昨年3月、民間企業として初めて月面着陸に成功した。

Blue OriginはSpaceXとともに、アルテミス計画の有人月着陸船事業を競っている。NASAは来年、アルテミス3号の低軌道試験ミッションで両社の着陸船を評価した後、最終的な事業者を決定する。選ばれた企業は、2028年のアルテミス4号有人月面着陸ミッションに投入される。

望月博樹
望月博樹

江南タイムズはKポップコミュニティの発信地であり、韓国芸能界のホットトレンドニュースをお届けします。

この執筆者の記事一覧 →

コメント0

300

コメント0

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「この匂い、覚えてる」…亡き飼い主の服に寄り添う犬…6年越しの愛に世界が涙
  • 「1兆円規模の原油は中国へ向かったのか」米封鎖解除を利用したイラン、輸出急増の“裏側”
  • 「私の夫になるなら年収1,700万円」…結婚相談所もあきれた「年収200万円」女性の末路
  • 紅海まで封鎖か…原油供給網に非常事態

おすすめニュース

  • 1
    「退職代行の次は休職代行」日本で利用者急増、会社に言えない人たち

    トレンド 

  • 2
    「AI恋人が出生率低下の一因?」中国、仮想恋愛サービスを規制へ

    トレンド 

  • 3
    フォードSUV「エクスプローラー」車内に一酸化炭素充満…5人中3人死亡

    トレンド 

  • 4
    「死ぬなら一緒に死ぬ」高度6000mで機外へ吸い出された夫…妻が命をつないだ5分間

    トレンド 

  • 5
    上海の病院で脳埋め込み手術に成功、コイン大チップが手の動き再現、世界初の商用化

    健康 

話題

  • 1
    「日本語分かりますか」京都の老舗、観光客には見せない安いメニュー

    気になる 

  • 2
    「捕れるほど赤字になる?」クロマグロ急増、日本漁師を悩ませる“異例の事態”

    トレンド 

  • 3
    「日本人には理解しがたい」W杯惨敗で殺害予告、入店拒否まで…韓国中から追われた元代表監督

    スポーツ 

  • 4
    韓国専門家が巨大地震警鐘、日本の地震活動活発化に懸念

    トレンド 

  • 5
    「男を連れてきたわけじゃない」身につけた瞬間から専用車移動&警護員が同行…“3億超のジュエリー”で厳重警護

    エンタメ