ロシア軍「50万人死亡」説に現実味…第2次大戦後最悪級の損耗、その背景にFPVドローン

引用:Newsis
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英国がウクライナ戦争でロシア軍人約50万人が死亡したと発表した。軍事専門家はウクライナが最近運用している軍用ドローンが死傷者に対する死亡率を急激に高めていると分析している。

英国の政府通信本部(GCHQ)のアン・キーストバトラー長官は27日、「2022年ウクライナ戦争が始まって以来、約50万人のロシア軍人が死亡した」と述べ、「最近入手した情報によれば、ロシア軍は戦場でかなり後退している」と伝えた。GCHQは暗号解読や傍受、サイバーセキュリティなどを担当する英国の3大情報機関の一つだ。

米独の推計とは大きな差…「第2次世界大戦後で最多水準」

ロシアとウクライナが戦争死傷者規模を正確に公開しないため、海外メディアや情報機関は独自に情報を収集して推算している。ウクライナを積極的に支援する英国は、これを把握するために最も大きな努力を傾けている。

ただし、50万人は主要国情報機関が発表したロシア軍死亡者数の中で最も高い数値だ。米国防総省は今年初め、ロシア軍死亡者を30万~35万人と推算し、ドイツ政府も32万人であると発表した。英国BBCは「主要国の軍隊が戦争で50万人の死者を出したのは第二次世界大戦後で初めてだ」と伝えた。

「ロシア軍50万人死亡」信憑性あり…報告書・新設墓地など追跡

英国の軍事シンクタンク、英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)の元所長、マイケル・クラーク氏は「GCHQが興味深い統計を発表した。この推算値はこれまでの情報機関が発表した数値を大きく上回る」と述べ、「GCHQが明らかにした出所を考慮すれば、これを公式な数字と見なしても問題ない。ロシアが最近大きな打撃を受けたのも事実だ」と強調した。ただし、クラーク元所長が言及したGCHQの出所は一般には公開されていない。

これに先立ち英国BBCは、2月にウクライナ戦争4周年を迎え集計した統計でロシア軍の死亡者規模が22万人であると報道した。BBCは当時「公式報告書、ソーシャルメディア(SNS)、新設墓地などを追跡して推算した」とし、「ただし、軍事専門家は22万人が全体の死亡者の45%~60%程度であると口を揃えた」と伝えた。GCHQが明らかにした50万人規模は軍事専門家の当時の推定値と一致する規模だ。

死傷者に占める死者の割合が急増…その理由は

ウクライナメディア、The Kyiv Independentによれば最近ロシア軍の死亡者が異常なレベルで増加しているという。特に今年からは死傷者に対する死亡率が高く集計されている。このメディアは「ロシア軍の死傷者のうち65%が死亡し、35%が負傷した」とし、「死者と負傷者の比率はおよそ2対1だ。2025年までは1対2だった」と強調した。戦場医学と負傷者後送システムが発展した現代戦争でこれは初めて集計された数値だ。

セント・アンドリューズ大学のフィリップス・オブライエン教授(戦略研究)は「最近ウクライナ戦場の状況が現代戦の歴史的基準から大きく逸脱している」とし、「20世紀後に発生した戦争で死傷者と負傷者の比率は平均1:3だった。これが逆転したのは一人称視点(FPV)軍用ドローンのせいだ」と述べた。

負傷者の搬送を妨げるFPVドローン

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

昨年からウクライナは激戦地にFPVドローンの配備を大幅に拡大した。このドローンは歩兵、車両、さらには医療チームまで攻撃する無人機だ。このため、戦場で負傷者を輸送する作業が非常に困難になったというのが専門家の説明だ。

軍事シンクタンク、ラズムコフ・センターのオレクシー・メルニク所長はロシア軍の死傷者の70~80%がドローン攻撃によるものであると推算した。彼は「2025年12月から2026年4月までドローン攻撃で死亡または負傷したロシア軍はおおよそ15万人」とし、「領土拡張に積極的なロシア軍は進撃を繰り返している。彼らはドローンや砲兵の攻撃、地雷原を突破しなければならない場合が多く、そのために死傷者がさらに多く発生している」と伝えた。

さらに「残念ながら15万人のうち10万人は死亡者だろう。負傷者の中には医療施設へ搬送されず戦場で孤立して死んだ者も多い」とし、「ドローンの監視下で負傷した兵士に接近するのは非常に危険であり、時には不可能なことだ」と付け加えた。

有馬侑之介
有馬侑之介

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