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「高温の車内に置いていた物が爆発を引き起こす」、何気なく積んだままのあの物も危険?

山田雅彦 アクセス  

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

夏の車内は短時間でも非常に熱くなる。ちょっと駐車しているあいだにも車内温度は急速に上昇し、普段は何気なく置いていた物が爆発や変質を引き起こす危険がある。

食品のように真っ先に思い浮かぶ品目もあるが、医薬品や電子機器、モバイルバッテリー、手指消毒剤、ペットボトルといった意外なものにも注意が必要だ。真夏は降車前に車内とトランクを必ず確認したい。また、子どもやペットはいかなる場合も高温の車内に残してはならない。

1. スプレー缶(エアゾール製品)

ヘアスプレー、制汗スプレー、スプレー塗料のように圧縮ガスが充填された製品は、高温の車内では危険だ。温度が上昇すると缶内部の圧力が高まり、長時間放置すれば破裂するおそれがある。実際に、車内に置いたスプレー缶が爆発してフロントガラスを突き破り、乗員が負傷した事故も報告されている。スプレー缶は直射日光を避け、涼しい場所に保管することが大切だ。スポーツバッグや旅行かばんの中に入れたスプレー製品も、夏場は車内に置かないのが安全だ。

2. 医薬品

薬は熱に弱い。高温の車内に長時間放置すると、成分が変質したり効力が低下したりする可能性がある。処方薬だけでなく市販薬も例外ではない。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

液体薬は乾燥・変質するおそれがあり、ソフトカプセルは溶けて変形することもある。とくにインスリン、ニトログリセリン、エピペンといった緊急時に使用する薬は、保管温度の管理が特に重要だ。薬はトランクやグローブボックスに置かず、涼しく乾燥した場所で保管するようにしたい。

3. 電子機器

スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンも高温の車内に置くと損傷するおそれがある。盗難リスクだけが問題なのではない。高温にさらされるとバッテリー性能が低下し、画面が暗くなったり充電が止まったりすることがある。症状が深刻な場合は、電源が自動的に切れたり内部部品が損傷したりすることもある。

夏場はスマートフォンを車のホルダーやダッシュボードの上に置いたまま降車しないよう注意したい。過熱した場合はすぐに充電せず、電源を切ってから涼しい場所でしばらく冷やすことが大切だ。

4. バッテリーとモバイルバッテリー

乾電池やモバイルバッテリー、ノートパソコンのバッテリー、電子タバコのバッテリーも、高温環境には弱い。高温に長時間さらされると寿命が縮まり、液漏れや破裂の危険が増す。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

特にリチウムイオンバッテリーは過熱すると火災につながる可能性がある。スマートフォン、ノートパソコン、タブレット、モバイルバッテリー、電子タバコなどに多く使用されているため、特に注意を要する。電子タバコはバッテリーと可燃性の液体を内包しているため、高温の車内に置くと特に危険だ。

5. 食品

傷みやすい食品を高温の車内に長時間置くと、食中毒のリスクが高まる。肉類、魚、乳製品、卵、調理済みの食品、サラダ、カットフルーツなどが代表的だ。

高温下では細菌が急速に増殖する。要冷蔵の食品はできるだけ速やかに冷蔵庫へ移したい。スーパーでの買い物では、冷蔵・冷凍食品を最後に袋に入れるとよい。移動時間が長い場合は保冷バッグや保冷剤を活用したい。

6. アルコール飲料とアルコール製品

ビールやワインは高温の車内に長時間置くと、風味や品質が損なわれるおそれがある。とくに直射日光と熱に長時間さらされたビールは風味が変わり、ワインは過熟したような味に変質する可能性がある。スパークリングワインや炭酸系のアルコール飲料は内圧が高まり、瓶が破裂する危険もある。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

手指消毒剤にも注意が必要だ。アルコール成分は可燃性があり、高温に加えて火花や静電気が加わると引火の危険がある。

7. ペットボトル

ペットボトルを高温の車内に長時間置くことも避けたほうがよい。高温に長時間さらされると、マイクロプラスチックが溶け出す可能性がある。高温の車内に置いていた水を1本飲んだからといってすぐに問題が起きるわけではないが、同じ習慣を繰り返すのは避けたほうがよい。

また、透明なペットボトルは日光を一か所に集めるレンズのように作用することがある。条件次第では、シートや紙に引火する危険もある。

車から降りる前にもう一度確認を

夏の車内は思いのほか急速に温度が上昇する。「少しくらいなら大丈夫」という気の緩みが、爆発・火災・変質・故障につながる可能性がある。とくにスプレー缶、医薬品、電子機器、モバイルバッテリー、食品、アルコール製品、ペットボトルは、高温の車内に放置しないよう心がけたい。

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