
イスラエルのカッツ国防相は、イランが自国領土に向けてミサイルを発射した場合、「2日以内」に全面戦争が再び起きる可能性があると警告した。
特に、イランの新たな最高指導者であるモジタバ・ハメネイ師について、「排除対象」だと直接言及し、波紋を広げている。
イスラエルメディア「Ynet」は29日、カッツ国防相が記者団との会見で、イランとの戦争が再開する可能性がある複数のシナリオについて説明したと報じた。
同国防相は、戦争再開の可能性として、米国のドナルド・トランプ大統領がイランとの交渉は「終わった」と判断して空爆を再開する場合と、イランがイスラエルに先制攻撃を仕掛ける場合の二つを挙げた。
また、イランの攻撃が現実となれば、事態は制御不能な全面戦争へ発展するとの見方を示した。
さらに、「イランが攻撃すれば、それは『第三次イラン戦争』になる。状況は極めて明確だ」と述べたうえで、「イスラエルが自国領土へのミサイル攻撃を受けながら、強力な軍事的対応を取らないという選択肢は存在しない。そのような事態は2日以内にも起こり得る」と警告した。
また、米国の支援がなくても、独自に大規模な空爆を実施することも可能だと示唆した。
同国防相は「私はすでにイスラエル国防軍(IDF)に対し、イラン国内で独自の『青白作戦』を準備するよう指示した」と明らかにした。
この日の発言で最も波紋を広げたのは、イラン最高指導者に対する直接的な言及だった。
記者団から、最近イランの最高指導者に就任したモジタバ・ハメネイ師について質問を受けると、カッツ国防相は「(イスラエルの)排除対象だ」と明言した。外交上の慣例を破り、相手国の最高指導者を公然と軍事攻撃の標的に位置づけた形だ。
米国とイランは最近、一時的な武力衝突の停止で合意し、カタールのドーハで協議を模索するなど緊張緩和の動きがみられている。そのような中、イスラエル国防トップによる今回の強硬発言は、中東情勢を再び緊迫させる可能性がある。














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