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トヨタ、米国での大規模リコール発表!EVシステム異常の危険性とは?

山田雅彦 アクセス  

引用:トヨタ自動車
引用:トヨタ自動車

走行中に何の事前警告もなく電気自動車の駆動力が突然切れたらどうなるか。トヨタ、レクサス、スバルが日本に続きアメリカでも電気自動車の大規模リコールを届け出て、この可能性を現実のものとした。今回のリコールはバッテリーECUソフトウェアの制御プログラムの欠陥が原因で、特定の条件下でシステムが誤判定し、電気駆動システム全体が停止する可能性があるとメーカー側は伝えた。

日本では先に同様のリコールが発生していた

アメリカのリコールに先立ち、トヨタは2026年6月18日に国土交通省にもbZ4Xのリコールを届け出た。レクサスとスバルも同じ日にリコールを届け出た。日本国内のリコール対象は合計4,808台で、bZ4X 4,555台、レクサスRZ350e 54台、RZ500e 48台、スバル ソルテラ 151台だ。

引用:トヨタ
引用:トヨタ

対象車両の製造期間は2025年9月から2026年2月までで、欠陥は社内点検過程で発見された。それまでに関連事故や不良報告はなかった。問題が発生した場合、EVシステム異常の警告灯が点灯し、走行不能状態に陥る可能性があり、その際には安全な場所に停車した後、パワースイッチを切って再起動するよう案内している。

1週間後にはアメリカでも2万台が追加でリコール対象となった

日本のリコール届出から約1週間後の6月25日、トヨタは米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)にもリコールを届け出た。アメリカ国内の対象車両は合計20,991台で、トヨタbZ 11,495台、レクサスRZ 4,739台、スバル ソルテラ 4,757台が含まれる。これらの3モデルはすべてe-TNGAプラットフォームを共有しており、2025年4月から2026年4月の間に生産された車両が該当する。

引用:NHTSA
引用:NHTSA

トヨタはリコール対象の全車両に欠陥が存在すると推定されるとNHTSAに通知した。現在までアメリカ国内での関連保証請求は1件のみで、実際の事故報告はない状態だ。参考までにトヨタbZは2026年第1四半期の時点でテスラモデルYとモデル3に次いでアメリカ国内のEV販売3位に上昇していた。

バッテリーECUソフトウェアの誤判定により駆動力が遮断される

欠陥の原因はバッテリーECU制御プログラムの設計不備にある。内部の2つの集積回路が同じメモリ空間にデータを同時に上書きし、ECUがバッテリー制御状態を正常に認識できず異常と誤判定する。この衝突が繰り返されるとECU自体の点検が失敗し、最終的に電気駆動システム全体が強制終了する。車両にはまず「EVシステム異常」の警告メッセージと複数の警告灯が表示されるが、状況が悪化すると駆動力が完全に遮断される。

引用:トヨタ
引用:トヨタ

パワーステアリングとブレーキアシストは引き続き作動するため、操舵・制動自体は可能だが、高速走行中に発生した場合は深刻な危険となる。バッテリー残量が低下するほどCPU負荷が増加する条件で発生頻度が高く、速度制限なしのすべての走行状況に該当し、プリクラッシュセーフティ(PCS)や車両安定制御システム(VSC)にも影響を受ける可能性がある。

ソフトウェア更新で解決へ、通知は8月に発送される

対策方法はディーラー訪問によるバッテリーECUソフトウェアの更新で、費用は無償だ。即時の運行中断や特別な駐車措置は求められない。アメリカの所有者対象のリコール通知書は2026年8月3日に発送予定で、NHTSAキャンペーン番号は26V393だ。トヨタ顧客サービスまたはNHTSAのウェブサイトで対象かどうかを事前に確認できる。

引用:トヨタ
引用:トヨタ

一方、トヨタは2025年のプラグインハイブリッド車開発の過程で既に類似の現象を発見していたが、その際には純電気自動車には影響がないと結論付けていた。2026年4月に実施した遠隔診断データの定期点検で電気自動車でも同様の現象が確認され、リコールに至った。「異常なし」として一度終結した欠陥が1年後に現実となった今回のケースは、電気自動車ソフトウェアの事後検証体制の重要性を改めて示している。

コメント1

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コメント1

  • 磯爺

    この件と関係ないが、以前プリウスに乗って買い物へ行ったあと帰宅しようとしたら、一切の稼働停止。修理屋を呼んだが、バッテリー寿命とのこと。何の警告表示もなかった。今はその状況になったらエンジンだけで走行できるのだろうか?一般のガソリン車ではありえないし不便だと思った。

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