「大統領より強い男」はワシントンにいた…現地に入らず一国を動かす“影の司令塔”

米国のマルコ・ルビオ国務長官が米ワシントンD.C.に滞在し、ベネズエラの人事や財政、外交などの国政全般を事実上リモートで総括していると、ニューヨーク・タイムズ(NYT)が12日に報じた。
NYTは米国とベネズエラの政府関係者ら十数人の話として、ルビオ長官がベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領の追放後、ベネズエラの運営に前例のない広範な影響力を行使していると伝えた。ルビオ長官はマドゥロ前大統領が1月に米軍の作戦で逮捕されて以来、一度もベネズエラを訪れていないが、ベネズエラのデルシー・ロドリゲス暫定大統領とスペイン語でWhatsAppのメッセージをやり取りしながら主要な国政課題を議論していることが明らかになった。
米国の統制は特に人事と財政分野で顕著だ。ロドリゲス暫定大統領は、国防長官など核心的な政府の人事を任命する前にルビオ長官側の承認を受けなければならないと伝えられている。米財務省はベネズエラの主要な輸出売上を管理し、資金の使用先と配分対象までを統制している。事実上、国家の「資金源」と主要人事権を同時に掌握した形だ。
外交と対外メッセージにも米国の影響力が及んでいる。ベネズエラ外相が最近、米国のイラン攻撃を批判する投稿をしたが、米トランプ政権の警告を受けて削除した。また、ロドリゲス暫定大統領による主要メディアとのインタビューやSNSへの投稿も米国側と調整されていると伝えられている。NYTは、一人の米政府高官が他の主権国家の財政や人事、外交にこれほど直接的な影響力を行使する例は、現代史でも極めて異例だと評価した。

















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