
80代を超えても同年代より速歩きで移動する高齢者は、記憶力や思考力などの認知機能が低下する可能性が相対的に低いという研究結果が出た。
2日(現地時間)、ニューヨーク・ポストはアルベルト・アインシュタイン医科大学の研究を引用し、同じ年齢層の平均よりもはるかに速い速度で歩く80歳以上の高齢者が、老年期にも認知能力をより長く維持する傾向があると報じた。
研究チームはこれらを「スーパームーバー(Super Mover)」と分類した。基準は80歳以上で、同年代の平均歩行速度より1.5標準偏差以上速く歩く場合を指す。全高齢者の中で約6〜10%程度に該当し、歩行速度が年齢より約30歳若い人と同じレベルであることが示された。
研究チームは先行研究でスーパームーバーが一般高齢者よりも慢性疾患や精神疾患の発生率が低く、生物学的老化も遅く進行する特徴を示すことに注目した。今回は80歳以上の高齢者3,989人のデータを分析し、これらの身体的特性が認知健康と関連しているかを調査した。
その結果、スーパームーバーグループは同年代よりも認知能力の評価でより良い成績を示し、アルツハイマー病などの認知症に関連する疾患の診断率も低いことが確認された。
研究に参加した神経学者のジョー・バージース教授は、「彼らは老化による脳の変化にも、認知機能を維持するための回復力を持っている可能性がある」と述べ、「このような保護因子を特定すれば、健康な脳の老化のための、新しい戦略を立てるのに役立つかもしれない」と説明した。
ただし、研究チームは今回の研究だけでは、速く歩くことが認知機能の向上に直接つながるとは言い切れないとしている。代わりに歩行速度は全体的な身体健康を示す重要な指標であると強調した。
バージース教授は「歩く速度は脳だけでなく、筋肉、心臓、神経系、代謝機能などがどれだけ健康に機能しているかを総合的に反映する」と述べ、「定期的な運動は心血管機能を改善し、炎症を減少させるなどのさまざまな効果を通じて脳の健康維持にも良い影響を与えることができる」と語った。
専門家は高齢者が無理に歩行速度を上げるのではなく、自分の体調に合わせて運動量を少しずつ増やすことが重要だとアドバイスした。
またバージース教授は、「運動強度は段階的に上げていくことが望ましく、既存の疾患や健康上の問題がある場合は医療従事者と相談した上で運動計画を立てることが良い」と呼びかけた。

















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