
最近、日本の時価総額1位銘柄に上昇したキオクシアホールディングスの株価が軟調に推移している。急騰後の反動に加え、韓国株式市場(KOSPI)の急落も影響し、先月付けた高値(10万8,600円)から約40%下落した。日本経済新聞(日経)は14日、株価下落の背景には日本企業がこれまでも直面してきた新たな「チャイナリスク」も浮上していると報じた。
前日の日経平均株価は3営業日ぶりに下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループが時価総額首位に浮上するなど銀行株は上昇した一方、指数への寄与度が高いキオクシアやアドバンテストなどAI関連銘柄が下落し、相場全体を押し下げた。
松井証券のチーフマーケットアナリスト窪田朋一郎氏は「メモリ半導体関連銘柄の比重が大きい韓国株式市場の下落が日本市場にも影響を与えている」と分析した。
AI市場の拡大への期待やキオクシアに対する投資家の期待は依然として高い。しかし、中国の競合企業であるYMTCが技術力でキオクシアに迫っており、中長期的な懸念材料になっていると日経は伝えた。

NAND型フラッシュメモリを主力とするキオクシアの強みは「CBA」と呼ばれる積層技術にある。メモリセルと制御回路をそれぞれ製造した後に接合する技術でデータ処理速度を大幅に向上させることができる。
しかし、キオクシアの太田裕雄社長は3日、岩手県北上市にある新工場の竣工記者会見で「CBAの実用化に成功したのは当社とYMTCだけだ」と述べ、YMTCを強力な競合相手と位置付けた。実際、YMTCも「Xtacking」という類似の積層技術を保有している。
YMTCは中国を代表するNAND型フラッシュメモリ企業だ。中国政府はAI半導体ではファーウェイ、ファウンドリーではSMIC、メモリではCXMTを中核企業として育成し、半導体技術の強化を進めている。
YMTCは政府補助金などを背景とした低コスト体制と積極的な設備投資により売上高を急速に伸ばしており、現在は株式上場の準備を進めているとされる。
市場調査会社カウンターポイント・リサーチによると、YMTCの世界NAND型フラッシュメモリ市場におけるシェアは今年1~3月期に13%となり、前年同期比で5ポイント上昇したという。
米証券会社サンフォード・C・バーンスタインのマーク・リーアナリストは、キオクシアの目標株価を現在の約6万8,000円から4万円へ引き下げた上で「2028年までにYMTCがキオクシアを抜き、世界3位のメーカーになる可能性がある」との見方を示した。















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