「AIブームは半導体だけではない」日本国内の工作機械メーカーに“注文が殺到”

景気の先行指標である6月の工作機械の受注が、半導体やデータセンター、自動車、航空宇宙産業の堅調な需要に支えられ、過去最高を更新した。
日本経済新聞や時事通信によると、日本工作機械工業会は9日、2026年6月の工作機械の受注(速報値)が、前年同月比52.8%増の2,035億1,500万円を記録したと発表したという。前月比でも15.0%増加し、12カ月連続で増加の傾向が続いている。
月間の受注額が2,000億円を突破したのは初めてで、従来の最高だった3月の1,934億円も上回った。
海外の受注は56.0%増の1,454億9,900万円に達した。国内の受注も45.5%増の580億1,600万円を記録した。中国やインドの自動車の需要の拡大が、受注の実績を牽引した。
ツガミは、中国で乗用車やデータセンター関連の需要が増加し、インドでは乗用車や二輪車用の工作機械の注文が増えたという。牧野フライス製作所も、中国で自動車部品やスマートフォンなど電気・電子分野の発注が堅調に維持された。欧米では航空機関連の注文が続いた。
国内市場では、半導体やAIインフラの投資の拡大が受注増を牽引した。オークマは、半導体製造装置用の部品の需要が好調で、データセンター用の発電機や冷却装置、航空宇宙、造船など様々な産業で注文が増加した。
芝浦機械は、原子力発電の設備用の大型の工作機械や、光通信レンズの生産に使用される超精密の加工機の受注が増加した。
業界関係者は「7月も5、6月と同様の高い水準の受注が続くと予想している」と述べた。
米国ではロケットなど宇宙航空やデータセンター関連の投資が続いており、欧州でも防衛産業やエネルギー分野の需要が続いているため、良好な受注の流れが続く見込みだ。















コメント0