「お前たちは正気ではない」トランプ、イランを容赦なく空爆“ホルムズ海峡は開かれている”
ドナルド・トランプ米大統領は、ホルムズ海峡を武力封鎖すると表明したイランを強く批判し、商業航行を再開させる意思を鮮明にした。イランの武力挑発に対し、米軍も大規模な報復空爆を実施しており、海峡の覇権を巡る米国とイランの軍事的な緊張は最高潮に達しつつある。
12日(現地時間)、ロイターなど主要メディアの報道を総合すると、トランプ大統領は同日、NBCの番組「ミート・ザ・プレス」とCNNとの電話インタビューで、「昨夜、イランを非常に激しく、容赦なく爆撃した」と述べ、「ホルムズ海峡は商業航行のために開かれている」と強調した。
これは、60日間に限り無料通航を保証した既存の終戦に向けた了解覚書(MOU)を無効とし、海峡を全面封鎖すると宣言したイラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)の主張と相反する発言である。

トランプ大統領が言及した「容赦ない爆撃」は、米中央軍(CENTCOM)が主導して11日に実施した、イラン国内の軍事インフラへの攻撃を指す。米軍はイランの地上監視レーダー、ミサイル・ドローンの貯蔵庫と発射基地、地対空ミサイル発射台などを大規模に破壊した。
IRGCが前日午後、ホルムズ海峡を航行していたキプロス船籍の民間コンテナ船を奇襲攻撃したことに対する、即時の武力報復措置である。米軍は過去1週間だけでイランに対して3回の大規模な空爆を実施し、軍事的圧力を強めている。
トランプ大統領はインタビューでイラン指導部を激しく非難し、武力衝突の責任を全面的にイラン側に帰した。
また、「イランの現体制は本当に邪悪で、正気ではない者たちだ」と述べ、「われわれは昨日(11日)、最終段階の交渉を行い、完璧な合意に達していた」と主張した。
続けて、「イラン側は交渉で核をはじめとするすべてを放棄することで合意しておきながら、会議場を出てから1時間もたたないうちに、商船に向けてドローンと軍艦を出動させた」と声を強めた。
さらにトランプ氏は、裏切ったイランに対して「お前たちは正気ではない」と一喝したとも付け加えた。
今回の衝突により、かろうじて突破口を見いだしたかに見えた米国とイランの対立は、再び振り出しに戻ったと専門家らは評価した。
米国はイランを対話相手として信頼できないと判断し、武力を前面に押し出したホルムズ海峡の通航路確保作戦「プロジェクト・フリーダム」に、さらに力を入れるとみられる。
イランも、政権の存続と直結する海峡の支配権を容易には手放さない構えである。原油輸送が集中するホルムズ海峡の安全な航行を巡る武力衝突は、当面、拡大の一途をたどる可能性が高いとブルームバーグは見通した。

















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