「日本も欧州も黙っていろ」中国が激怒…今度はフィリピン最北端の島まで

引用:中国外交部のホームページ
引用:中国外交部のホームページ

南シナ海の領有権問題を巡る常設仲裁裁判所(PCA)の判決が10周年を迎えるなか、中国に対する一部の欧州諸国までもが加わった批判に対し、中国政府は改めて強く反発した。

中国外務省の林剣報道官は14日の定例ブリーフィングで、一部の欧州諸国が日本・米国・フィリピンなどの「南シナ海に関する比中仲裁判断10周年に係る共同声明」に参加し、欧州連合(EU)も別の声明を出したことについて「中国はこれに対して強い不満と断固たる反対を表明する」と述べた。

林報道官はこれに関連してEUと関連国をそれぞれ面談し、外交的抗議を提起したとし、「南シナ海の島嶼に対する中国の主権と南シナ海に関連する権益は長い歴史の過程で確立されており、十分な歴史的・法的根拠を持っている」と主張した。続けて「PCAは政治的目的を果たすため一時的に作られたもので、そのもの自体に権威や公正性は全くない」とし、「米国と一部の西側諸国が中国を抑圧しようとする政治的目的でショーを行っているだけで、中国はこの判決を受け入れず、認めない」と強調した。

また、林報道官は「欧州の一部の国々が国際問題に対して公然と二重規範を適用することは、彼らの国際的信頼をさらに弱めるだけでなく、中国とEU間の相互信頼の増進にも役立たない」とし、「欧州は南シナ海問題の当事者ではないため、中国の正当な領土主権と海洋権益について口を出す資格がない」と非難した。さらに「我々は欧州が言動を慎重にし、中国とEUの関係と協力に影響を与えないよう、不法な判決への支持を中止することを促す」と付け加えた。

前日、香港で南シナ海仲裁判決への反論を提起するため、中国の学者らが集まった中で開催された「ラウンドテーブル」にも言及し、同判決を批判した。林報道官は「ラウンドテーブルで明らかにしたように、南シナ海仲裁判断は本質的に『法の装いをまとった政治的茶番』だ」とし、「この10年で、南シナ海仲裁を巡る問題の本質を正しく理解する有識者が増えており、多くの国の実務や国際司法機関による関連事案の取り扱いも、この判断とは異なる方向にある」と主張した。

これに先立ち、日本と米国をはじめ、ドイツやイタリアなど一部の欧州諸国も含まれた14か国は、12日に共同声明で「10年前にPCAが下した判決は重要な節目だ」とし、「我々はその判決が中国とフィリピンの間で最終的かつ法的拘束力を有し、確定的なものであることを再確認する」と述べた。EUも別途の声明を通じて同判決に対する支持の意向を表明した。これに対し中国政府は、在中国日本国大使館の関係者を呼び出して抗議するなど強く反発する一方、中国の官営メディアも社説を通じて非難の声を上げた。

このような中、13日の香港では、華陽海洋研究センターや中国南海研究院など中国内のシンクタンクが南中国海の安全保障をテーマにしたラウンドテーブルを開き、「南中国海仲裁判決に対する新たな反論」という内容の報告書を発表し、仲裁判決に欠陥があるとの主張を展開した。また、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)などによると、6月30日に広州市で曁南大学の主催により開かれたシンポジウムでは、フィリピン最北端のバタン諸島は台湾に属することから、中国の主権下にあるとの主張も展開されたという。

望月博樹
望月博樹

江南タイムズはKポップコミュニティの発信地であり、韓国芸能界のホットトレンドニュースをお届けします。

この執筆者の記事一覧 →

コメント0

300

コメント0

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 絶体絶命の危機!イラン戦争とエルニーニョがもたらす食料価格高騰
  • 中国EV、平均車齢わずか“1.8年”…スマホ並みの買い替え周期、ガソリン車は8.2年
  • 日本、国産「フィジカルAI」開発へ米欧など14研究機関と連携
  • 「フランス人のいないフランス代表」…W杯でまで対立をあおる「政治家の暴言」

おすすめニュース

  • 1
    まもなく姿を消すお菓子…「限定品なら今のうちに」と購入者が殺到

    トレンド 

  • 2
    「歯も金も全部なくなった」中国の歯科を訪れた63歳を襲った信じがたい治療

    トレンド 

  • 3
    「築50年超なのに購入希望者が殺到」…築古マンションに起きた意外な逆転劇

    トレンド 

  • 4
    じゃがいもを切ったら「虫食いのような穴」が…食べても大丈夫?捨てるべき?

    トレンド 

  • 5
    「中国に再び追い風?」FIFAが検討する“64カ国W杯”に広がる波紋

    スポーツ 

話題

  • 1
    「AIを使える社員」が評価される時代へ…ホンダは月15万円手当、企業で広がるAI人材争奪

    トレンド 

  • 2
    「1,000万円使ったけど、夫には秘密」結婚直前の女性たちがこっそり始めた“ある準備”

    トレンド 

  • 3
    難破船の残骸から金貨400枚余りを発見…30年ぶりに正体が判明

    トレンド 

  • 4
    8年暮らした家から突然引っ越しで“結婚説”浮上…人気歌手が釈明「10年来のマネージャーです」

    エンタメ 

  • 5
    「給料の代わりにお茶を渡す」…未払い賃金への仰天提案に中国裁判所「現金で支払え」

    トレンド