「一つの島が世界の物流を止める」...米国とイラン、ホルムズ海峡の“喉元で激突”

米国とイランの軍事衝突が再び激化する中、ホルムズ海峡の戦略的重要性が改めて浮き彫りになっている。米軍がイランへの攻撃を再開し、ゲシュム島周辺でも爆発が報告されると、イラン側は海峡全体の封鎖を宣言し、米軍基地への攻撃に踏み切った。
米中央軍(CENTCOM)は12日(現地時間)、イラン革命防衛隊(IRGC)がホルムズ海峡を航行していたキプロス船籍のコンテナ船を攻撃したことを受け、イランへの空爆を開始したと発表した。
具体的な攻撃対象は明らかになっていないが、イランのメフル通信はゲシュム島で爆発音が聞こえたと報じた。イラン国営放送IRIBも、バンダルアバスで3回、シリクで2回、爆発音が聞かれたと伝えた。
米軍がケシュム島を攻撃した理由は、同島がホルムズ海峡の玄関口であり、海峡を通過する世界中のタンカーや貨物船を監視・封鎖する上で最も適した軍事拠点だからである。イランはこうした理由から、ケシュム島にレーダー基地やミサイル基地、防空システムなどの主要な軍事施設を配置している。
このように、米軍がゲシュム島の周辺を含むイラン側の拠点を攻撃して圧力を強める中、イラン側はホルムズ海峡を守り抜く姿勢を鮮明にした。イラン最高指導者の軍事顧問も、同海峡が持つ戦略的価値を強調した。
イランの半国営通信社であるISNAによると、イランのモフセン・レザーイー軍事顧問は、ホルムズ海峡について「戦略的な海路だ」としたうえで、「数十発の原子爆弾よりも重要であり、イラン・イスラム共和国はこれを守る」と述べた。
この発言は、イラン軍がホルムズ海峡を航行する商船を相次いで攻撃し、米国が報復攻撃に踏み切った後、船舶による無許可航行を理由に同日午前、海峡全体の封鎖を宣言した直後に出たものだ。
米国とイランがホルムズ海峡をめぐって激しい攻防を繰り広げるのは、同海峡が世界経済の「生命線」であり、戦争の勝敗を分ける「究極の非対称兵器」として浮上しているからだ。
イランはホルムズ海峡を人質に取って、崖っぷち戦術を展開しており、対する米国は、イランによる海峡封鎖の拠点であるケシュム島を先制攻撃することで、これを無力化する狙いだ。

















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