「プーチンの自慢が悪夢に変わった」クリミアでガソリン1L 950円…“ロシア支配の象徴”に異変

ウクライナの集中攻撃で非常事態が宣言されたクリミア半島のエネルギー危機が現実のものになっている。13日(現地時間)、ウクライナメディアのキーウ・ポストなどの海外メディアは、深刻な燃料不足に直面しているクリミア半島でのガソリン価格が1L当たり5ドル(約810円)まで高騰したと報じた。
2014年にロシアが併合し実効支配しているクリミア半島は、これまでロシアのウラジーミル・プーチン大統領が成し遂げた最高の戦利品として宣伝されてきた。しかしウクライナ軍の継続的な攻撃により、本土との連絡橋を通じた陸上輸送に大きな支障が出ており、最近では油槽船と貨物船まで被害を受け、海上輸送路も遮断された状態だ。これによりクリミア半島は物資供給が途絶え、事実上孤立状態に陥り、物価の急騰を招いている。

その中で最も顕著に急騰したのはガソリン価格だ。報道によると、現在クリミア半島のガソリン価格は1L当たり3.50~5.85ドル(約570~950円)にまで跳ね上がっており、これはロシア本土の価格の3倍以上だという。最近、南東部の海岸都市ヤルタのあるインフルエンサーが、ガソリンスタンドで高級ガソリンのA-95を1L当たり450ルーブル(約940円)で給油したという領収書をSNSに投稿した。これを受け、現地のSNSでは「クリミア半島のガソリン価格が世界一高い」という批判が相次ぎ、別のネットユーザーは「ガソリン価格がウォッカより高い。車に酒を入れて走る方がましだ」と皮肉った。

特に価格が急騰しているにもかかわらず、給油自体も困難な状況だ。これに先立ち、ロシア当局は6月初めまで民間人に対し車1台当たり20Lまでの給油を許可していたが、状況が悪化するにつれこれも禁止した。ただし、住民の反発と物流の麻痺を防ぐため、一部のガソリンスタンドではこれを許可している。問題は、高騰したガソリンを入れるために数キロにわたる待機列ができただけでなく、住民同士の乱闘まで発生したと伝えられていることだ。
またガソリン不足の影響で、クリミア半島の経済を支えていた観光産業も直撃を受けている。旅客船の運航停止、列車の運行中断に続き、ガソリンスタンドまでも閉鎖され、昨年は少なくとも700万人に達した観光客の足が遠のいている。クリミア半島はロシア国民にとって代表的な夏のリゾート地だ。ウクライナ軍の空爆により、クリミア半島の夏の観光シーズンは始まる前に終わりを告げ、予約の90%がキャンセルされた。















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