「ロシア、見ているか」“17兆円超の支援を背”にEU・ウクライナがドローン同盟結成

欧州連合(EU)は15日(現地時間)、ウクライナとドローンの共同生産に向けた協定を締結した。
欧州メディアのユーロニュースなどによると、ウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長は15日、ウクライナの首都キーウを訪問しドローン共同生産に関する協定を締結したと発表したという。
フォンデアライエン委員長はウクライナの「国家の日」記念式典で演説し「今回の協定はウクライナの創造性と欧州の大規模な産業基盤を結び付けるものだ」と述べ「双方の強みを結集しなければならない」と強調した。
ウクライナはこれまで、各国とドローンの共同生産を含む防衛産業分野で個別に協定を締結してきた。これはロシアとの戦争を通じて独自に培ったドローン技術を外交・防衛協力に生かす「ドローン外交」と評価されている。
フォンデアライエン委員長は「ウクライナのドローン技術はまさに世界トップクラスだ。その能力を生かすべきだ」と述べた。ロイター通信は今回の協定について「EU加盟国全体と域内企業を対象とした初の枠組みである点に大きな意義がある」と伝えている。
フォンデアライエン委員長がキーウを訪問するのは今年2月下旬に続き2回目だった。フォンデアライエン委員長はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談し、ドローン生産の拡大をはじめとする防衛協力の強化、防空能力の支援、ウクライナのEU加盟手続きなどについて協議する予定だ。
フォンデアライエン委員長はキーウ到着後「ウクライナは軍事面で大きな勢いを築いており、戦況は変わりつつある」とし「EUも900億ユーロ(約16兆7,300億円)規模の融資支援を通じて責任を果たしている」と強調した。
今回の訪問は今年2月の訪問時とは状況が大きく異なる。当時はハンガリーのオルバン・ヴィクトル前首相がウクライナ向けのEU融資やEU加盟交渉の開始に強く反対し、議論が停滞していた。
しかし、4月のハンガリー総選挙でオルバン前首相が失脚したことにより、EUはウクライナへの900億ユーロの融資を開始し、中断していたウクライナのEU加盟交渉も再び進展している。















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