「発電所と橋まで破壊するぞ」トランプ氏の警告にイランは“最後まで戦う”と反発

米軍が15日(現地時間)、5日連続でイランへの空爆を実施し、イラン側も湾岸地域の米軍基地を攻撃する中、ドナルド・トランプ米大統領はイランに対して「正しい行動を取るべきだ」と警告した。
これに対し、イラン側の終戦交渉代表を務めるモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長はホルムズ海峡を守り抜く方針を表明した。
先月、両国が締結した終戦に関するMOU(了解覚書)は効力を失った状態となっており、双方の攻防が激化している。
トランプ大統領はこの日、ペンシルベニア州カーライルの米陸軍大学で開かれた行事に出席し、記者団に対し「イランは正しい行動を取るべきだ」と警告した。一方で、米国の要求条件に合った和解に達するための特定の期限は定めなかった。
また「イラン側も状況を十分に理解している」と述べ、早期の対応を促した。
トランプ大統領は前日、米フォックス・ニュースのインタビューで、来週までにイランとの終戦合意が成立しなければ、イランの発電所や橋などの民間インフラも攻撃すると警告していた。
米軍はトランプ大統領の指示の下、この日まで5日連続でホルムズ海峡周辺のイラン軍施設への空爆を続けており、この日は異例となる昼間の空爆も実施した。
米国の圧力が強まる中、イラン側は徹底抗戦の姿勢を鮮明にした。
ガリバフ国会議長は国民向け声明で、米国はイスラム体制の転覆とイランの分断を狙っていると批判し「最後まで対抗する」と強調した。
また、終戦MOUについては「了解覚書は条項が有効に履行されて初めて意味を持つ」と述べた上で「米国が義務に違反し、イランが何の利益も得られないのであれば、我々も合意を守る理由はない」と断言した。
さらに、イラン軍の最優先目標は「ホルムズ海峡の防衛」だと表明し、「イランの安全保障はホルムズ海峡でイラン主導の秩序を維持することにかかっている」と強調した。
一方で、今後は軍事行動と外交交渉を並行して進める考えも示した。
ガリバフ議長は「軍事と外交を切り離し、どちらか一方だけを唯一の解決策と考えるべきではない」と述べ「現段階での交渉は妥協ではなく、国益を守るための抵抗の一つだ」と語った。















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