
スバルの看板ハッチバック、インプレッサのパワートレイン構成に動きがあった。6代目に入った現行モデルから、マイルドハイブリッド仕様が姿を消すことになったのだ。
インプレッサは1992年に初代が登場して以来、スバルを代表してきた基幹車種だ。スポーティかつカジュアルな佇まい、優れた走行性能、安心感を支える先進安全装備、そして実用性を兼ね備え、幅広い層から支持を集めてきた歴史を持つ。
2023年に一新された6代目からは、日本市場でこれまで用いられてきた「インプレッサ SPORT」という呼称が「インプレッサ」に統一され、ボディタイプも5ドアハッチバック一本に絞られた。歴代モデルが受け継いできた個性を保ちながら最新技術を数多く投入し、安全性能や走行時の質感を大きく引き上げた点が特徴だ。車体サイズは全幅1780mm、全高1515mm、そして全長は4475mmとなっている。
搭載されるパワートレインは2種類ある。モーターを組み合わせたマイルドハイブリッド「e-BOXER」と、2リッター直噴ガソリン単独エンジンだ。
e-BOXER仕様は、エンジン単体で最大トルク188Nm(4000rpm)、最高出力145PS(6000rpm)を発生し、これに最大トルク65Nm、最高出力13.6PSのモーターが加わる。WLTCモード燃費はFWDが16.6km/L、AWDが16km/Lだ。一方、ガソリン専用仕様は最大トルク193Nm(4000rpm)、最高出力154PS(6000rpm)で、燃費はFWD14km/L、AWD13.6km/Lとなっている。
価格(消費税込)もe-BOXER側が高く設定されている。e-BOXERの「ST-G」グレードが295万9000円からスタートするのに対し、ガソリンモデルの「ST」は274万4500円からとなっていた。
こうして上位仕様として位置づけられてきたe-BOXERの生産終了が明らかになったのは、7月9日、スバル公式サイト上でのことだ。新規注文の受け付けは9月14日をもって終了し、以降の通常ラインアップは2リッターガソリンエンジン1タイプに集約される見通しだという。想定を上回る注文が寄せられた場合、受け付け終了が前倒しになる可能性もあるとスバル側は説明している。受け付け終了後は、販売店の在庫分に限って購入が可能になる見込みだ。
今回の発表を受け、SNS上ではさまざまな声が上がっている。「e-BOXERの方が実質的に上位グレードだったのに、なくすと上質感が下がるだけでは」「時代に逆行している気がする」と、ラインナップ縮小に戸惑う声がある一方、「マイルドハイブリッドは燃費改善幅がそこまで大きくないのでなくても構わない」「純粋なガソリンエンジンの方がボクサーエンジンらしさを味わえてむしろいい」と、冷静に受け止める意見も少なくない。ほかにも「次期モデルにストロングハイブリッドを載せるための布石ではないか」と、大幅なマイナーチェンジに期待を寄せる前向きなコメントも見られる。
e-BOXERの生産終了を機に、今後のマイナーチェンジでどのようなパワートレインが新たに加わるのか、スバルの次の一手に注目が集まる。















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