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芸能界スターらの不祥事で広がる失望感…共通して見られているのは“隠蔽しようとする不誠実さ”

竹内智子 アクセス  

飲酒運転歴が明らかになったイム・ソングンと、約200億ウォン(約21億円)規模の所得税追徴を通知されたとされるチャ・ウヌ。
世間の視線が厳しい視線を向けるのは、スターの「過ち」ではなく、それを隠そうとした「不誠実な対応」だ。

最近、芸能界を騒がせた料理人イム・ソングンの飲酒運転歴をめぐる問題、そしてチャ・ウヌに浮上した巨額脱税疑惑は、これまで「誠実」「模範的」と評価されてきたイメージとの落差を浮き彫りにした。
高い評価と人気を築いてきた人物であるがゆえに、そのギャップがもたらす失望は一気に広がっている。

引用:Netflix、Dailian
引用:Netflix、Dailian

Netflix『白と黒のスプーン ~料理階級戦争~ シーズン2』をきっかけに再び注目を集めていたイム・ソングンは、最近になって過去の飲酒運転歴を明かした。しかし、その説明は真摯な反省というよりも、問題が拡大する前に先手を打った対応ではないかとの批判を招いた。
当初は飲酒運転の事実を一部認める形で説明していたが、その後、無免許運転を含む、これまで公にされていなかった違反歴があった可能性が浮上。事実がすべて明るみに出る前に、最小限の内容だけを明かしたのではないかという疑念が、かえって批判を強める結果となった。

一方、「顔天才」「模範的な青年」としてクリーンなイメージを確立してきたチャ・ウヌをめぐっては、税務問題が波紋を広げている。
韓国国税庁の調査によると、チャ・ウヌは母親と共同で設立した法人とマネジメント契約を結び、収入を分散させる形で、個人所得税より低い法人税率の適用を受けようとした疑いが持たれている。
国税庁は、この法人について実質的な事業活動が確認できず、所在地も母親が経営する飲食店となっていた点などから、いわゆるペーパーカンパニーに該当すると判断し、約200億ウォンを超える所得税の追徴を通知したとされる。

さらに、この飲食店をめぐっては、過去にチャ・ウヌがテレビ番組や各種メディアで、家族が経営している事実を明かさないまま「行きつけの店」として紹介していたことも問題視された。広告やPRであることを明示しない形での紹介が、ステルスマーケティングにあたるのではないかという指摘も出ており、批判を強める一因となっている。

昨年7月にチャ・ウヌが陸軍に現役入隊したことについても、一部では国税庁の調査後に決断したのではないかとの臆測が飛び交った。

こうした状況を受け、チャ・ウヌは26日、「信じて応援してくださった方々に大きな失望と負担を与えてしまい、申し訳ない」と謝罪。一方で、入隊時期については「これ以上先延ばしできない状況だった」と説明し、問題から逃れる意図はなかったと強調した。

所属事務所Fantagioも27日、公式コメントを発表し、「責任を重く受け止めている」と謝罪。その上で、「現在、税務当局の調査に誠実に対応しており、法的・行政的な判断が示され次第、必要な措置を取る」と説明した。
一方で、「根拠のない憶測や、確認されていない情報の拡散は控えてほしい」と呼びかけた。

再発防止に向けた体制の見直しにも言及したものの、脱税疑惑の具体的な内容については踏み込まず、「手続きが進行中」という説明にとどまったことから、世間の疑問を完全に払拭するには至っていないとの見方もある。
国税庁の判断が最終的に確定するまでには法的な争いが残されているが、仮に結論が覆ることがあったとしても、一度傷ついたイメージを回復するのは容易ではないだろう。

過去には、歌手スティーブ・ユ(ユ・スンジュン)が「兵役に就く」と公言しながら約束を翻し、兵役を回避した結果、入国禁止という前例のない事態に直面した。
タレントのシン・ジョンファンは、賭博疑惑を隠そうとしてデング熱に感染したとする虚偽の写真を公開し、事実上、芸能界から姿を消した。
キム・ホジュンもまた、飲酒運転を隠蔽しようと運転手のすり替えや虚偽の説明を重ねた末、逮捕・起訴され、自ら転落の道を選ぶ結果となった。

もちろん、チャ・ウヌのケースを、これらの事例と法的に同列に扱うことはできない。
ただ、世間はスターの不完全さをある程度受け入れる一方で、「騙されたのではないか」という疑念を抱いた瞬間、極めて厳しい態度を示す。とりわけ、誠実で模範的なイメージを背景に大きな支持と成功を得てきた人物であれば、その反動はより大きい。

苦しい局面を、その場しのぎの説明で乗り切ろうとすれば、結果的に事態を悪化させることも少なくない。一度失われた信頼は、簡単には取り戻せない。それが、これまで幾度となく繰り返されてきた芸能界の現実だ。

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